2009年4月の記事

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中野振一郎 チェンバロ・リサイタル

April 25,2009 12:23 PM

昨日東京文化会館で行われた中野振一郎さんのチェンバロ・リサイタル「革命前夜/ボヘミアとフランスの作曲家たち」を鑑賞してきました。

中野さんとの出会いは、2004年に大阪で行われた文化庁芸術祭授賞式。
このとき中野さんは大賞を受賞されていて、記念撮影のとき光栄にも私の隣に。その時は「私の目指す最高の芸術はバッハなんですよ。」なんて少しお話をさせていただいた程度。それから1年くらいたって友達の結婚式で再び大阪へ。旧友と喫茶店で談笑し店を出たところでばったり再会。これにはお互いびっくり仰天。お互い普段大阪にいないのにまたこの地で会うなんて!「きっとバッハ様が巡り合わせてくれたんですね。」と。それから2年後くらい今度は東京でバッタリ、それが2回も!不思議な縁を感じながらも数年を過ごしようやく初めて演奏会へ伺うことができました。

素晴らしかった!

私は毎朝J.S.バッハのチェンバロ曲を聴くのが日課。リヒター卿、ヴァルヒャ翁、レオンハルト先生などにお世話になってます。

ヘルムート・ヴァルヒャ(盲目の演奏家でバッハの鍵盤作品すべてを暗譜。人生のすべてをバッハに捧げた偉大な芸術家。)「フランス組曲」

カール・リヒター「音楽の捧げもの」
トリオソナタの至高の美しさ!

ヴァルヒャ「フーガの技法」チェンバロではなくオルガンの超大作。
宇宙の向こう側、神在るところの世界が立ち現れる。

典雅なチェンバロの響きが朝にぴったり。毎朝彼らの偉大な芸術に触れ感動(二日酔いの時はあの音がキンキンきちゃってダメ)し、時に打ちひしがれ、どうか彼らに一歩でも近づけますように、と祈り一日が始まります。
ですのでほとんどの曲を記憶しています。
しかし昨日聞いた作曲家たちは大バッハの息子C.P.Eバッハの時代の人たち。ベンダ、グレトリ、クープラン???初めて知る名前ばかり。でも素晴らしかった。
もっともバロックが好きって言ったってJ.S.バッハしか聴いていないからね。偏向やめようと思いました。
コレギウム・ムジクム・テレマンの皆さんの演奏も心地よく、バロック楽器(バロック時代(1700年頃)の楽器)のあたたかい響きに包まれて幸せなひと時でした。

そう言えばプログラムで解説されていた「感情過多様式」。
悲しみや怒り、喜びが無秩序に表現されるこの時代の音楽スタイルとか。
バッハを聴いていてそれを常に感じ、私はそこが一番好きなところでした。

愛憎や悲喜、明暗といった表裏一体となったものを同時に表現しているような、そこに生まれる感動はただ悲しいとか、嬉しいという単純なものではなく、自分の裡に眠っている記憶が呼び覚まされ深い感動を呼ぶのです。
自分のフラメンコでの表現も及ばずながらそれができればと目指しております。
この表現スタイルに名前があったとは。勉強になりました。
「感情過多様式」これで行きます!

デスヌード Vol.2 「Poema de Amor 愛の詩」

April 18,2009 07:28 PM

おかげさまでデスヌード Vol.2 「Poema de Amor 愛の詩」無事終了いたしました。
観に来ていただいたお客様、そしてここまでご尽力いただきましたスタッフ、関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。

なんと北海道から!しかも日帰りでわざわざ観に来てくれた方もいて本当に嬉しかったです。
踊って、歌って、担いで!?と新しい挑戦満載で、なかなか緊張しない私も久しぶりに開演前は手に汗握りましたが、楽しんでいただけたでしょうか。

再演を希望される声を多数いただいております。
必ず再演いたしますので、その時はまたどうぞよろしくお願いいたします。

次のデスヌードVol.3は8月26(水),27日(木)同じく会場ムジカーザで「小島章司の贈り物」(仮題)と題し開催いたします。
小島先生との夢のような共演。
ご期待ください。

デスヌード Vol.2 演目紹介⑤

April 16,2009 09:35 AM

ただいまデスヌード公演中。
昨日観に来ていただいた皆様、ありがとうございました。
今日は2回公演。頑張ります!

さて、曲紹介一つ残っていました。
「Soleá」
「フラメンコの母」と呼ばれ、深い孤独の慟哭を歌いあげる曲です。もっとも重要な曲。
今回は踊り伴唱用によく歌われるスタイルのもののほかに、ホセレーロが残したモロンのソレアを取り上げます。「Caña」のサリーダのメロディーとソレアのメロディーを融合させた、抒情感あふれるメロディーです。

俺はお前を愛している
鉄道のような
強固な愛で

Yo te estoy queriendo a ti
con la misma violencia
que lleva el ferrocarril

そのあとにつながる「Bulerías」はベルナルダ・デ・ウトレーラが録音したカンシオン・ポル・ブレリアの「Todo el mundo nos separa」をつなげます。
通常はこのような曲は踊らないのですが、挑戦してみました。
ホセ・ガルベスのカンテと鍵田のバイレがあまりに激しく語り合うもんだから、愛の業火で私うしろで丸焦げです。ご覧頂ければわかります。

「Todo el mundo nos separa」

あなたはそんなに背が高く わたしはこんなに背が低い

わたしがあなたに近づくなんてとても出来ない

あなたはそんなにお金持ちで わたしはこんなに貧しい

でもわたしの心は錦なのさ

世界中がわたしたちを引き離す

二つの異なる理由から

でもわたしの愛は 世界中の権力より強い

そして 遥かな道の終点で

心の底からあなたを待っている

そしてあなたは祭壇をもつでしょう

口づけで出来た宮殿も

そしてわたしと一緒に君臨するでしょう

だって世界はわたしたちのもの

あなたは光 わたしは影

そして夜には一つになる

あなたは海 わたしは川

遠く離れていても必ず出会う

そしてあなたは祭壇をもつでしょう

口づけで出来た宮殿も

そしてわたしと一緒に君臨するでしょう

だって世界はわたしたちのものになる

(対訳/軽部春海)

tú tan alto y yo tan baja
yo acercarme a ti no puedo
tú tan rico y yo tan probe
rica soy en sentimientos
todo un mundo nos separa
por dos distintos senderos
pero mi amor es mas fuerte
que el poder del mundo entero
y allá al final del camino
en mi corazón te espero

y tú tendrás un altar
y un palacio hecho con besos
y reinaras junto a mí
porque el mundo será nuestro

tú eres luz y yo soy sombra
que en la noche se fundieron
tú eres mar y yo soy río
que se encuentran, aunque lejos
y tú tendrás un altar
y un palacio hecho con besos
y reinarás junto a mí
porque el mundo va a ser nuestro

デスヌードVol.2 佐渡、新潟ツアー

April 14,2009 07:09 PM

12日佐渡「花の木」、13日新潟「朱鷺メッセ」でデスヌードVol.2、踊ってきました。

佐渡「花の木」

お客さんとコミュニケーションしている実感が持てる空間でのフラメンコ。
緊張の初演でしたが、両会場とも皆さんに喜んでいただけました。

「花の木」では鼓童の方々も観に来られ、終演後打ち上げで太鼓、踊り、胡弓などを披露してくださり、大感動。スペイン人との即興セッションもあったりして、贅沢すぎる夜でした。

明日からは代々木上原「ムジカーザ」での3公演。
頑張ります!

ARTE Y SOLERA CONCIERTO vol.15

April 12,2009 08:21 AM

昨日「ARTE Y SOLERA CONCIERTO vol.15」無事終了いたしました。
観に来ていただいた皆様、本当にありがとうございました。

とにかくみんな素晴らしかった!
あの舞台の熱で昨日眠れませんでした。

これからデスヌードVol.2初演&新潟ツアーで佐渡へ行ってきます。

スタジオのみんなへ
帰ってからまたゆっくり話しましょう!

真心おたがい様コンサート

April 11,2009 08:08 AM

昨日「真心おたがい様コンサート」無事終了いたしました。
観に来ていただいた皆様、本当にありがとうございました。

宇崎竜童、阿木燿子ご夫妻の心あたたまるコンサートに、また素晴らしい共演者の皆様と同じ舞台に立つことができて光栄でした。

初めてのとなるベリーダンスとの共演も、目のやり場に困りながら!?も楽しかった!
そして近藤和彦さんとの、キャラバン。
再演、共演を重ねてきましたが、今回はビックバンドではなく最少編成。
あの大音量大興奮ではなく、ひとつひとつの音を大切できるのでまた違った魅力がありました。
それにしても近藤さんのフラメンコ・キャラバン、不朽の名作ですね。
これからもさらに再演を重ねていきたいです。

さて、ひと山越えて今日は私たちのスタジオの発表会。
これがまた・・・。
頑張ってきます!

デスヌード Vol.2 演目紹介④

April 4,2009 04:50 PM

今回はカンティーニャス。
港町カディス近郊に生まれた明るい曲調をもつこのカンティーニャスという形式は、そのあと他の地域にも広がり、その土地のものが加味され、様々に発展してきました。ここではカディスのものではなく、ウトレーラの歌い手ピニーニが創唱したスタイルを歌います。

本人の録音は残ってませんが、その娘が歌う映像が残っています。
Rito y Geografia del Cante Vol.Ⅴその名もズバリ「La Familia Pinini」の巻。
ピニーニ一族総出演。
孫のフェルナンダ・イ・ベルナルダ、素浪人ミゲル・フニのパルマ。静かな闘将ペドロ・バカンのギターで歌ってます。

ピニーニの娘!Fernanda Peña

他にもマリア・ペーニャが歌うブレリア・ポル・ソレア、フニが歌うアルボレアなど、朴訥とした歌いくちだが滋味深い歌が満載。

ピニーニ一族はレブリーハにもたくさん居住。フェルナンダ・イ・ベルナルダをはじめとするウトレーラとレブリーハの歌い手(イネス・バカン、クーロ・マレーナ、ミゲル・フニ、ラ・ペラータ・・。)がカンティーニャス、もしくはアレグリアスを歌っている時はこのピニーニのスタイルを歌っています。
誰でもこのスタイルを歌うんだけど、やっぱり血を引いてたり、その土地の人じゃないと出せない味が確実にある。アレグリアスはさすがのへレス人でもやっぱりカディス人にはかなわないように。
そこで今回歌うのは、

再度登場マヌエル!

彼は母がレブリーハの名門マレーナ家。昔からこの歌に慣れ親しんできました。カディスのものとは明らかに違う独特のノリ、節回しを味わっていただければと思います。
あ、もちろん踊りも付きます。

デスヌード Vol.2 演目紹介③

April 1,2009 11:52 PM

いよいよスペイン人も来日。今日は時差ボケで一睡もしていないホセ君と朝から打ち合わせ。超ハイテンションだった。かわいそうに。繊細だからね。今頃爆睡中かな?
今日来るゴリ、いやマヌエルは反対に時差ボケも何もないタフガイ。

さて、デスヌードの演目紹介、フラメンコのライブなのにスペイン歌謡の紹介ばっかりで、本当にフラメンコのライブなの?な感じになってきたのでここでグッと元に戻します。

今回は「Fandango por Soleá」
この曲はカンテ・ソロの曲で踊り用の曲ではありません。
でもカンテ命の私からするとなぜ今まで踊られてこなかったのか不思議なくらい。
しかし今までだれも踊ってこなかったからとか、新しいことをしたいとかではなく、この曲が好きで好きでやむにやまれず、という衝動からこの曲を舞踊化しました。

唯一この曲で踊られるのを見たのがもう10年以上も前のこと。どこで見たのかも覚えてませんが、アンヘリータ・バルガスが弟のチャンギート(故人。ヒターノの中のヒターノ。オレー!)を歌い手として従えてソレアを踊っていた時、興に乗ったチャンギートが突如ファンダンゴ・ポル・ソレアを歌いだした。その時彼女は踊りを止め、ただひたすらその歌に埋没するようにたたずんで、そして愛の独白が終わるその刹那、笑みを浮かべながらタタタとだけ。
その時の感動に導かれたのでしょうか?

さて、この曲はファンダンゴを、といっても代表的なウエルバを筆頭に各地方、または個人名がついたものまで数え切れないほどの形式があります。それらをソレアのリズムに乗せて歌われるものです。

有名かつ入手しやすいのがFernanda y Bernarda de Utreraが歌うもの。
フラメンコの世界遺産DVD「Rito y Geografia del Cante」のVol.ⅥとVol.Ⅶ に彼女らが、この曲を披露しています。共に世紀の名唱。
さらに伴奏しているのがディエゴ・デル・ガストール!
この弾きっぷりにフラメンコのすべてが詰まってる。
ジミー・ペイジ、ロバート・フリップ、T・ボーン・ウォーカー、ジョン・マクラフリン、キース・リチャーズ、ジェフ・ベック、ジム・ホール、アンドレス・セゴビア、アラン・ホールズワース、そしてディエゴ、勝手に全ジャンル、スーパー・ギターリスト、ベストテン決めました。

フェルナンダとディエゴ。彼女の熱唱に思わず「Oleeeee!」

その0.1秒後、周囲のパルマに「うるさい!シーーーーー!」と怒ってる。最高!

さて、今回取り上げる曲は
(レトラはメロディーや形式は守ってもその時によって変えるので、今回はなしです。)

パコ・トロンホ
言わずと知れたファンダンゴ歌いの最高峰。
オリジナルがどれに入ってるかわからなかったので、ベスト盤。
熱すぎる熱唱に怖くなるほど。

ホセ・セペーロ
へレスの名ギターリスト、パコ・セペーロの大伯父。一時代を築いた大歌手で、敬愛されてドン・ホセと呼ばれていた。切ないメロディーと歌詞でファンダンゴ・デ・セペーロと呼ばれるスタイルを創唱。
このスタイルをこれまた大名盤「Fiesta en Lebrija y Siempre Jerez」でボリーコ翁が歌っていてこちらも最高。でもボケで同じレトラ2回も歌ってやんの(笑)。
あのアグヘータも好んでよく歌います。

レポンパ・デ・マラガ
たったこの一枚を残して夭逝した悲しき歌姫。しかしこの一枚で永遠にフラメンコの歴史に足跡を残す。それほどまでに素晴らしい。
ギターのパコ・アギレラもゴリゴリで最高!

2005年にへレス、ビジャマルタ劇場行った私たちの公演DVD「歓喜」。
http://www.arte-y-solera.com/dvd_book_video.html
ここに鍵田のソロで収録されております。この作品が初演でした。
アントニオ・マレーナはじめへレスの熱い男たちが熱唱しています。是非見てください。

デスヌード Vol.2 演目紹介②

April 1,2009 03:46 PM

おかげさまでデスヌード4月15日(水)のチケットはSOLD OUTとなりました。次の日の16日も残りわずかです!

さて、デスヌード Vol.2 演目紹介②行きます!
今回はROCIO JURADOとメキシコの名歌手ANA GABRIELとのデュエットの曲「Amor Callado」(アモール・カジャード」。彼女とのオリジナルもいいのですが、「ROCIO SIEMPRE」CD/DVDに収録されている、FALETE(フラメンコも歌うが、特にカンシオンを得意とする、あのBAMBINOの再来といわれている超売れっ子歌手。一度見たら忘れられない風貌。)とのデュエットが圧巻。

他のゲストも超豪華。RAFAELとのデュエット「A QUE NO TE VAS」なんか涙なしには・・・。ピアノの伴奏だけで歌う「セニョーラ」に至っては、あまりの絶唱ぶりにこちらの息の根を止められそう。
彼女が亡くなる約半年前に行なったコンサート、壮絶。

301 Moved Permanently

この曲は一昨年の公演「愛と犠牲」で鍵田がソロで、さらに昨年のデスヌードで鍵田と私のパレハで踊ったのでご覧になられた方は記憶に新しいはず。1回目はホセ・ガルベスとアナ・レジェス、2回目はホセと川島桂子さんが歌いました。ホセを相手にアナの時は肝っ玉母さんがどやしつけている迫力で、桂子さんはとても繊細でロマンチックな愛の追憶・・・。どの組み合わせも魅力的でした。またホセがこっちに転向したら?と思うくらいの熱唱なんです。
さて今回は、ホセと誰が?女性の歌い手がいないし・・・。これは見てのお楽しみ。踊り手も変わります!

「AMOR CALLADO~沈黙の愛~」

全てを忘れ去った今
あの愛のことを あなたに語ることができる
あんなにも魂を揺さぶられた、果てしない、
そして敢えて何も告白せずに別れなければならなかったあの愛のことを。

もちろん あなたを引き留めておきたかったし、
何があったのか知りたかった、
そう、あの愛のことは想像をめぐらすばかり
あなたは 私に何も説明することなく去っていき、
そして 私の心には疑いだけが残った、それが私の過ちだった。

どうか解って欲しい、
決して誰をも傷つけたくなかったことを
そして愛し続けた それは多分 
あなたが愛する人が常にあなたを愛するとは限らないということを学んだから。

あなたもわけもなく嘆くことはないわ
あなたは決してその愛を告白することは無かった
わたしは解ったの、わたしたちには顔を合わせて 嘘をつかずに話しあう勇気が欠けていたということが。

全てが終わったあと
あの沈黙の愛は
こんなにもわたしたちを傷つけた。

あなたのもとを去ってからの時間が
わたしの全ての傷を和らげた
そして ついに 心を解き放つことができた、
今日、恐れも恨みもなく
苦しみの日々を忘却のかなたに封じ込めて帰っていける。

今こそ わたしがあなたに語るとき、そして言うわ
あなたの口づけは真実のものではなかった
それは偽りと嘘でしかなかった、
結局あなたはそんなこと忘れ去り 幸せになることができるでしょう。

どうか解って欲しい、
決して誰をも傷つけたくなかったことを
そして愛し続けた それは多分 
あなたが愛する人が常にあなたを愛するとは限らないということを学んだから。

あなたもわけもなく嘆くことはないわ
あなたは決してその愛を告白することは無かった
わたしは解ったの、わたしたちには顔を合わせて 嘘をつかずに話しあう勇気が欠けていたということが。

全てが終わったあと
あの沈黙の愛は
こんなにもわたしたちを傷つけた。

全てが終わったあと
あの沈黙の愛は
こんなにもわたしたちを傷つけた。

(訳詞/軽部春海)

Ahora que todo esta olvidado,
te puedo ya contar de aquel amor
tan grande que sentí,
fue inmenso, y nunca me atreví
a confesarte nada y tuve que partir.

Por cierto yo quise retenerte,
saber lo que pasaba,
pues algo imaginaba de ese amor
te fuiste sin comentarme nada
y en mi sólo quedaba la duda y fue mi error.

estribillo

Quisiera que entendieras, por favor
que nunca quise hacerle daño a nadie
yo amaba y ese fue quizás como aprendí
que siempre a quien amas no te ama.

No debes de quejarte sin razón
tu nunca confesaste ese cariño
yo entiendo que nos faltó valor
de hablarnos cara a cara y sin mentirnos.

Después de todo terminó
aquel amor callado,
que tanto nos dañó.

Después de todo terminó
aquel amor callado,
que tanto nos dañó.

El tiempo que estuve yo alejada
calmó todas mis penas
y al fin pude librar mi corazón,
hoy vuelvo sin miedo y sin rencor
dejando en el olvido, los dias de dolor.

Ahora me toca a mi contarte,
decirte que sus besos
no fueron de verdad y como creí,
fue falso y mentiroso nada mas,
por fin tu lo olvidaste ya puedes ser feliz.

estribillo

Quisiera que entendieras, por favor
que nunca quise hacerle daño a nadie
yo amaba y ese fue quizás como aprendí
que siempre a quien amas no te ama.

No debes de quejarte sin razón
tu nunca confesaste ese cariño
yo entiendo que nos faltó valor
de hablarnos cara a cara y sin mentirnos.

Después de todo terminó
aquel amor callado,
que tanto nos dañó.

Después de todo terminó
aquel amor callado,
que tanto nos dañó.

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