2016年10月の記事

hiroblog

「十月花形歌舞伎 石川五右衛門 GOEMON」無事終了!

October 28,2016 09:29 PM

昨日無事に「十月花形歌舞伎 石川五右衛門 GOEMON」の千穐楽を迎えることができました。

観に来てくださいました皆様、本当にありがとうございました。

また全ての出演者、スタッフ、関係者の皆様に心よりお礼申し上げます。

フラメンコを踊った愛之助さん、翼くん、壱太郎くん、千太郎くん、阿国一座の皆さん、本当に熱心に取り組んでくれて、千穐楽まで欠かせず稽古をしていました。

阿国一座の皆さんは今回かなりバージョンアップした振りを四苦八苦しながらも懸命に練習し、大詰めの大事な場面で拍手喝采をさらってました。オレー!

千太郎くんはまだ10歳。初めてのフラメンコ、加えて翼くんと踊らなければならない大役を頑張ってやりきってくれました。

壱太郎くんは芸熱心を絵に描いたような人で、毎回の休憩時に足と回転の練習をされていました。私の楽屋で踊るもんですから、畳がボロボロになり毎日掃除が大変でした。いま思えば本人に掃除させればよかったと深く反省しております。それにしても彼が舞台に立った時の華は一体なんなんでしょう。見惚れてしまうとはまさにこの事です。

翼くんは宣教師の歌舞伎ではない演技をし、フラメンコを踊り、カンテを歌い、そしてなんと歌舞伎の演技、立ち回りまでこなしながら、毎回毎回の向上を怠らず、そしてあれだけの役を勤めながらも、周りを常に笑わせ和ませていて、その姿にいつも感動していました。大変な道のりを伴走して来た者として、今回彼が成し遂げた大仕事に感慨無量です。

愛之助さんは教えていながらも、腰のどっしりとした重心の低さ、足の重み、手の美しさにこちらが勉強させていただく思いでした。稽古を含め二ヶ月近くご一緒させていただきましたが、座頭として、人間としての大きさに圧倒されました。出演者全員が楽しく、活き活きと舞台を勤められたのは、まさに愛之助さんの深い懐の中に包まれていたおかげです。

歴史に残る歌舞伎とフラメンコの作品を創ってくださいました、水口一夫先生。
フラメンコのシーンをさらに彩ってくれたティンパニーの多田恵子さん、室内楽の皆さんと橋本賢悟さん。
入魂の附けを私の踊りに打ち込んでくれた山崎徹さん。
細やかに色々とお世話をしていただいた頭取の宮脇信治さん。
いつも飲みに誘ってくれた翫之さん、翫政くん。
ソウルブラザーの千次郎さん。
日課のように歌舞伎の深い話しをしてくれた種之助くん。
大好きな吉弥さん。
毎日一緒に大向こうをしてくださった當十郎さん。
「行ってらっしゃい」の大向こうを教えてくださった岩城重義さん。
我らがフラメンコの斎藤誠とJosé Gálvez。

本当にありがとうございました。

また皆さんとご一緒できる日を夢見て、明日から精進して行きます!

赤い蝋燭と人魚

October 10,2016 10:17 AM

今日は「赤い蝋燭と人魚」を早稲田大学小野記念講堂で公演致します。

短縮版ですが、なんと今回無料でご覧いただけます。
お時間ございましたら皆様是非お越しください。

私は「GOEMON」終演後駆け付けて、パルマで参加します。

よろしくお願い致します!

【早稲田文化芸術週間】小川未明文学賞25周年記念フォーラム 小川未明と早稲田の児童文学 ディスカッション・朗読&フラメンコ
フラメンコ:鍵田真由美・佐藤浩希フラメンコ舞踊団   数多くの童話や小説を創作した小川未明は、早稲田大学出身であり、日本の児童文学の父と称されています。その小川未明が描こうとした世界は、弱い立場の人たちに対する深い愛情そのものでした。小川未...

初日

October 3,2016 10:18 AM

先日の片岡愛之助さんのアナザースカイご覧になってくださった皆様、ありがとうございました。

まさかあんなにも私たちのこと、フラメンコのことを取り上げてくださってたとは知りませんでした。

愛之助さんには感謝の言葉もありません。

さて、いよいよ本日「十月花形歌舞伎 石川五右衛門 GOEMON」の初日を迎えます。

愛之助さん、今井翼くん、中村壱太郎くん、片岡千太郎くん、阿国一座の皆さん、熱心に熱心に稽古に励んで来られました。

私も1曲踊らせてもらいます。

フラメンコや洋の要素がふんだんに入っていますが、歌舞伎としてしっかり成立している舞台です。

10月27日まで新橋演舞場にて公演しております。
是非皆様観にいらしてください。

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