blogBlog

Photo:Hiroki Sato
November 20,2007 03:41 AM

アントニオ・マレーナ カンテ・リサイタル

この間、ヘレスから車で20分ぐらいのところにあるトレブヘナという小さな町で行われた、われらが盟友アントニオ・マレーナのカンテ・リサイタルを聴きにいきました。開催場所はペーニャ・ラ・トリージャ

ペーニャ・ラ・トリージャ 写っているのはアントニオの息子でギターのマレーナ・イーホ
pena trilla.JPG

始まる前にペーニャの人が、「ここの人たちはヘレスみたいにハレオをあまり掛けたりせず、静かに聴く人たちだから心配しないでね。」と言っていました。
確かに始まってみるとシーンと聞き入っている人々。でもよく観察すると、目をつぶってウンウンうなづきながら聴き入り、涙をホロッと流していたり、一緒に口ずさんでいたりと、カンテへの愛情がシンシンと伝わってくる様子でした。
確かにヘレスの観客はもっと直情的で「オレ!ビバ・トゥ・マレ・ケ・テ・パリオ!」、「ケ・アルテ・ティエネ・イーホ!」、「ビバ・トゥ・コホネ!」などなど矢継ぎ早に飛んできます。これがまた絶妙なところに掛かるもんだから、アーティストは気持ちよく歌えるし、踊れるし、弾けるのです。
私もヘレスで踊った時、自分の踊りのペジスコと、観客のハレオで会話している快感が味わえました。ステージで踊りを提供する、表現する、といった次元からは遠く、まさにフラメンコを共有する時間が生まれます。そこは観客、アーティストの壁が取っ払われ,まさに一体となれる空間です。
話を元に戻すと、こんなにヘレスの近くで、レブリーハにも近い場所で観客の聴き方が違うのかとちょっとビックリしました。

ふたり熱演中
antonio con antonito.JPG

アントニオは、今ではあまり歌う人の少くなったセラーナを歌ったり、あまりヘレス人らしからぬレトラを取り上げ、最後はスタンディング・オベーションを受け盛会に終了。終わってから楽屋でも、「イヤー、レコードでしか聴いたことのない曲を初めて生で聴けたよ、ヨガッタ、ヨガッタ!!」、「珍しい歌を歌うもんだね〜アンタ、いやでも涙でぃた!」と大好評でした。

珍しい写真をたくさん発見。

エル・チョサ&ペドロ・ペーニャ
el choza con pedro.JPG

巨獣ふたり
mairena con diego.JPG

コメント
コメントを送ってください




ログイン情報を記憶しますか?

(You may use HTML tags for style)

このエントリーのトラックバックURL

http://arte-y-solera.com/mt/mt-tb.cgi/32