blogBlog

Photo:Hiroki Sato
2010年4月
April 28,2010 10:40 PM

Juanilloro y Miguel

ファニジョロとミゲルがスタジオに遊びに来た。
その前の日は彼らのアパートでビデオ会。
観きれなかったのでじゃあ今度はこっちに、ということで来訪。

左からファニジョロ、ミゲル。
juanilloro&miguel.JPG

1日目はファニジョロ初めての上京となった、2002年に私達と出演したマドリッドCasa Patasでのライブほかこれまでの公演映像を鑑賞。

「うわー8年前!このころの俺、いまより痩せてない?」(ファニジョロ)
「・・・・・。」(一同)

私達にはどう見ても同じにしか・・・。

2日目はマエストロ達の映像。

ファイーコ(ちなみにファルーコの間違えではありません)、ファイキージョ、
先日亡くなったラファエル・エル・ネグロ等のグラン・バイラオーレス達にオレー、オレー!

ロシオ・フラードの亡くなる直前のライブを観て、ミゲルが大感動。

私もフラメンコの人たちとはロシオ・フラードの話に花が咲くようなことがあまりないので、二人で大盛り上がり。

ファニジョロはフラメンコ以外全く興味ないのでウンザリしてた。

寝ても覚めてもフラメンコなふたり。
こちらもしかり。

彼らに会うといつも気づいたころには、ほとんど朝。

「毎日会いたいね~。」とミゲル。

身が持たん!

April 26,2010 12:48 PM

初サラ・アンダルーサ

初めて恵比寿のタブラオ、サラ・アンダルーサへ。
しかも二日連続。

1日目は権弓美さんを。
2日目は伊集院史朗さん、大沼由紀さんらを観た。

権さんは心が洗われるようなグアヒーラ。
きれいで美しかった~。

もっと観たかった!

次の日はヘレス大宴会。
そんな感じのライブ。

magmaで共演した伊集院さん、かっこよかった~。
男伊達!

そして大沼由紀さん。
シギリージャ、ソレアともに凄かった。

大笑い。

凄いフラメンコに出会うと、大笑いしちゃう。
なぜか。

そこに爆発する命に出会えた喜びに自分の心が自然と反応するみたい。

いやー、笑った笑った。

そして怖かった~。
おっかないお姉ちゃんにケツをビシーっと引っ叩かれてる感じ。
鉄火肌なフラメンコがまた心地いい。

はっきり言って、もう技はどうでもいい。
そこにどう存在してるか。
由紀さんは自分の人生を賭して、フラメンコのど真ん中にしっかりとそびえ立っていた。

感動。

ミゲル・アンヘル・ヘレディア。
言うことなし。
ヘレス、ヘレス、ヘレス。

10年前くらい、私達がヘレスのペーニャで踊った時に彼はまだ踊りを始めていなくて、
母親と一緒に観に来てくれてたんだって!

それが今や凄い踊り手になっちゃって!

最後にmagmaにも出演したカンテのファニジョロとギターのイスマエル。
彼らの大熱演なくしては、な存在感。
¡Viva Jerez!

久しぶりにガツさんにも会えて、

最高のライブでした!

April 23,2010 01:26 AM

脇役

歌舞伎座行ってきました!
いよいよ残りあと9日!

「助六由縁江戸桜」ではこの豪華すぎる俳優陣。

團十郎
玉三郎
勘三郎
三津五郎
福 助
歌 六
東 蔵
秀太郎
左團次
仁左衛門
菊五郎

なので面白くなかった!

スーパースターが揃っても芝居が面白くなるわけじゃない、ということを教えてもらいました。

昭和26年(1951年)に建てられた現在の歌舞伎座が今月をもって改築のため一時閉館。
そのための御名残スペシャルイベントゆえのこの豪華メンバー。
だからそんなことを求めるのも的外れかもしれません。

実際観劇する前はこんな機会はまずない、と楽しみにしていたのです。

主役、脇役揃ってこそ。

またまた勉強になりました。

April 21,2010 02:45 PM

カンテクラス

今ミセスクラスでは、わたしが担当するときのみカンテクラスをやっております。
このクラスは数年前から発表会で歌いながら踊る演目を続けていて、話題の恒例行事。

とは言っても私はカンタオールではないので、名人のCDをみんなで聴き取りながらやります。

うまく歌うことよりも、下手でも何でもいいから歌ってみてカンテを体感する。
ギターとの関係性を知る。
歌ってみたカンテに対してどのように踊りでアプローチするかそれぞれが考える。

これが目標。

ギター伴奏は、一本調子素人丸出しの私が担当。
マレーナ・イーホが暇な時に手ほどきを受けた程度。

カンテ伴奏の超基本しか体得していませんが、すでにその基本にカンテとの密接な関係性があり、
これで十分すぎるほどことが足ります。

まったく同じことしか弾けないので、歌う人はずーっと同じアプローチを聴かなければなりませんが(泣)、
そのほうがギターによるカンテ伴奏がどういったものなのかを否が応でも記憶できる。

濃密なカンテとギターの会話ができるのです。

な~んて勝手に正当化してます。

別次元の話ですが、かのマヌエル・アグヘータがヘレスで歌う時、ペペ・リオという地元の人でもほとんどの人が知らないギターリストを伴奏家に選んで歌う時があります。

彼はプロのギターリストではなく、フラメンコとは全く関係のない仕事をしているとか。
そのトーケは全く無駄なことはせず、ただカンテに寄り添うのみ。
技術的には決して達者とは言えませんが、なぜかカンテの豊饒な世界を引き出せる。

そんな彼を選んで歌うアグヘータもまた流石としか言いようがありません。

憎いね~。 ご両人!

さてそのミセスクラスのみなさん、とにかく凄い。
1回のクラスでソレア1曲を大体歌えるようになってしまう!

そして何よりも楽しい!
と思っているのは私だけだったりして!?

へたカンテへたギターで実にフラメンコな会話が成り立ちます。

今歌っているのは。

出た!カンテの聖書「カンタ・ヘレス」
CANTA JEREZ.jpg

この4曲目に収録されているティオ・ボリーコのソレア。
http://arte-y-solera.com/blog/2007/02/post_5.html

Del color de cera virgen
que tengo yo mis propias carnes
me ha puesto esta flamenquita
que no me conoce naide

わたしの身体はもう生ろう色だ
こんなにしたのはあの娘
誰もわたしだと気付かない

もちろんボリーコとまったく同じには歌えないので、これをもとに基本に直して歌ってみる。
するとボリーコの名人芸がどんなにすごいのかが感覚ではなく本当にわかる。

次は泣く子も黙るマヌエル・トーレのシギリージャに挑戦。

そろそろ踊らせろー!って?

カンテを知らずしてフラメンコの成長なし by ヒロ・デ・イケノウエ

April 15,2010 12:02 PM

まだまだmagma

magma本番からすでに1週間。

それにもかかわらず、私の頭の中では“ガツ牛”がまだ暴れまわってます(笑)。

㊟ガツ牛
ガツ彩果(人の何倍もガッツのある松彩果さんの芸名)がソレアというフラメンコで最も深く、熱情的な曲をステージを闘牛場に見立て闘牛そのものになって踊るさま、そのものを指す。

私の身辺ではいまだmagmaの話題が絶えません。

これは千秋楽の次の日、夜桜を見ながらコンパネ敷き、会場設営、受付、と裏方を担ってくれたマネージャー&舞踊団員みんなの労をねぎらう会を近くの緑道で。

夜桜慰労会.JPG

矢野、末木にごちになりやした!

この時は深夜まで白熱した議論が繰り広げられ、先輩も後輩もなくかなり厳しい意見交換。
いつテーブルがひっくり返ってもおかしくないくらい、みな臨戦態勢。

同じ踊り手同士、ある意味すべて自分にも帰って来ちゃうから意見しにくい。
だけどそれはすべて舞台を観に来てくださるお客様のため、
その一点に向かう同志と思い、血がにじむ議論をせねば!

昨日も夜遅くまでスタッフからmagmaの意義、これからについてのアドバイスを受ける。

小島章司先生も観に来てくださったので、この日曜日にはご意見をうかがいに皆で行く。

同志の、先輩の、先生方の厳しくも温かいご意見をいただきながら
矢野吉峰、末木三四郎はじめ一同次に向けて動き始めています!

終わらないmagma

April 10,2010 02:13 PM

magma Vol.2 終了!

magma Vol.2 無事終了いたしました。

観に来てくださいました皆様に心からお礼申し上げます。


また今回ゲスト出演してくれた、松彩果さん、伊集院史朗さん、池上源太朗さん、本当にありがとう!!


末木三四郎、大先輩達の胸を借りて、いい経験になったと思います。

矢野吉峰はひとつの大きな山を越えて、またさらに大きな山が目の前にそびえ立っているようです。

次回はこの山をどのように登って、男矢野吉峰を魅せられるか?
早くも楽しみです。

早くやれ~!


男らしく真摯な伊集院さん。

二枚目なのに三枚目な踊りを踊る池上さん。

会場が闘牛場と化す松さん(もちろん松さん=牛!じゃあ闘牛士は?、それはフラメンコそのもの)。

そして、ミュージシャン。
斎藤誠さん、イスマエル・エレディア、ファニジョロ。
よくぞこのこってり軍団を支えてくれました。

改めて、ありがとう!!

実はこうして終了ブログを書く日が来てしまうのが嫌で嫌で。
でもやっぱり来てしまいました(涙)。

だから必ず、再演したいです!

再会へ向けての準備、頑張らないと!

終わってまた始まりました!

April 9,2010 02:38 AM

magma初日

magma初日無事終了いたしました。

観に来てくださいました皆様、心からお礼申し上げます。

とりあえず明日で終わり・・・。

寂しいです。

April 7,2010 11:18 PM

magma祭り

いよいよ明日magma祭りです!

一日のうちに「矢野吉峰リサイタル(ゲスト松彩果)」&「伊集院史朗×池上源太朗×末木三四郎」の
2つのプログラムができるなんて、またまた歌舞伎みたいで嬉しい!

今日は最終リハーサル。
昨日日本に到着したばかりのファニジョロとイスマエル・ヘレディアをつかまえて、内容を怒涛のように伝達する激しいものでした。

男たちは寡黙に激しく戦っておりました。
矢野も今の自分を全部さらけ出して挑みます。

松さんはいつものフラメンカぶりがさらに大爆発!
他の人が踊っているときにもハレオをかけまくってくれて、閉塞気味になりがちな雰囲気を一掃してくれる。

ありがたい祭りの宴会部長です。

また今回のmagmaはカンテ祭りでもあります。
「こんなに歌うの初めてだー!」とファニジョロ叫んでいました。

不安と意地が入り混じっている様子で帰って行きました。
一歩間違えば大喧嘩。
でもそんなギリギリな感じが、いい感じ。

そうそうこの公演タイトル、今さらですけど「magma」ですもんね!
明日は火傷させます!

どうぞ氷のご用意を!!

April 7,2010 01:15 AM

Bulerias al Golpe

今日は途中クラスをはさみながらほとんど1日男magmaのリハーサル。

この3ロウ(史朗、源太朗、三四郎)たち、ものすごいプラスのエネルギーに満ち満ちていて、
スタジオ入ったとたんに圧倒される。

また踊るともの凄い爆音で、こちらはパルマひとりで支えなきゃならないのでヘトヘト。

さて、この男magmaの曲紹介。

「Bulerias al Golpe」(ブレリア・アル・ゴルペ)

“Golpe”とは打撃、殴打、衝撃という意味。
速くて熱狂的なブレリアのアクセントを強調した曲です。

ギター伴奏が入らず、テーブルをたたくリズムだけで歌ったものをそう呼ぶ場合もあります。

曲調に重みが増し、より土着的な感じがします。
ウトレーラやレブリーハのブレリアがその代表と言えますが、あくまでその傾向が強いだけで、
どこの地方のブレリアでも先に述べたような形式で歌えばそうなります。

今回この曲調にのせてちょっと野暮ったかったり、田舎者風情だったり、おじさんぽかったり、そんな魅了が溢れるように振り付けました。

笑ってもらえれば幸いです。

April 5,2010 11:33 PM

Cabales

今日は矢野&松(ガツ)リハーサル。
二人ガンガン踊りこんでいます。

ガツさん毎回どこかで豪雨を浴びたようにビッショビショ。
そんな大変な二人をよそに、あんなに汗かいてさぞかしビールがおいしそう!
とバカな妄想をふくらます今回は踊らず欲求不満な佐藤です。

さて、Cabales(カバーレス)
この曲、名前すらなかなか聞く機会がないと思います。

フラメンコの大番長、シギリージャが変形して生まれました。
リズムは同じ①2①2①23①23①2の12拍子。
曲調ははド暗いシギリージャとはがらりと違う、長調で明るい曲。
でも詩はなぜか重い内容。

暗い詩を明るく歌い上げる。
明と暗が同居する、まさに人生そのものな曲。

特攻隊長のように潔く踊る松さんに踊ってもらうには、これだー!と思いつきました。

カバーレスと言えばセルナ(セルニータ・デ・ヘレス)。
セルナと言えばカバーレス。

「Canta Jerez」
01221.jpg

まさかこれ持っていないフラメンコ人、いないですよね~?
名盤の中の名盤。
渋谷陽一風に言えば、「親の薬代をくすねてでも買わなければならない名盤」

今回この曲を矢野吉峰&松彩果のパレハでお送りします!
私が知る限り、この曲を独立した形で踊るのは初めてなのではないかと思います。
シギリージャの曲間にごく稀に歌われることがあるくらい。
あくまでわき役として。

「いや、私は観たことがある!」という方はぜひ教えてください。

このCDに収録されているギターのファルセータ(ギターのメロディー部分)も演奏されるのですが、
その他に斎藤誠さんがまたまた新たに作曲してくれました。

まず歌い手もカバーレス歌わないし、踊りは先ほど述べたよう。
だからカバーレスのファルセータなんて無いに等しい。

ファニジョロも「エー!カバーレスやるの?どないしよ!」とうろたえてました。
ヘレスっ子だったらおらが村の誇れる大歌手セルナのカバーレス、たいがいみな口ずさめはするものの、きちんと歌ったことはない。
今頃飛行機の中で猛練習中?!

さて、どうなるか?!

明日は池上さんも上京されて男magmaのリハーサル。

バマジャー!

April 5,2010 12:50 AM

すべてが強烈

一昨日まで鼓童の皆さんとの11月公演のリハーサル、昨日は矢野吉峰&松(ガツ)彩果さんとのmagmaリハーサル。
今日は何々、明日あれこれとこんな毎日の繰り返し。
最高に充実しているんだけどすべてが強烈過ぎて、どうにかなりそう・・・。

でも歌舞伎役者なんか1ヶ月のうち25日間、しかも昼夜芝居してんだもんな~。

負けねーぞ!

オリャー!!

April 2,2010 12:50 AM

本格始動

いよいよ11月公演が本格始動し始めました。
今日は吉井盛悟さん、山口幹文さん、金子竜太郎さん、中田誠さん
ミュージシャン全員そろってリハーサル。

ものすごい爆音リハーサル。
こちらフラメンコ隊も全身打楽器で総攻撃。

内容も強烈なため踊り、演奏し終わると、一様に

「・・・。」

しばらく口が聞けません。
みんなで日本でもスペインでもないどこかにトリップしてしまう。

そんな11月ル テアトル銀座公演、乞うご期待!!

2017年7月
S
M T W T F
S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          




Archive

2017年4月
2017年3月
2017年2月
2017年1月
2016年12月
2016年11月
2016年10月
2016年9月
2016年8月
2016年7月
2016年6月
2016年5月
2016年4月
2016年3月
2016年2月
2016年1月
2015年12月
2015年11月
2015年10月
2015年9月
2015年8月
2015年7月
2015年6月
2015年5月
2015年4月
2015年3月
2015年2月
2015年1月
2014年12月
2014年11月
2014年10月
2014年9月
2014年8月
2014年7月
2014年6月
2014年5月
2014年4月
2014年3月
2014年2月
2014年1月
2013年12月
2013年11月
2013年10月
2013年9月
2013年8月
2013年7月
2013年6月
2013年5月
2013年4月
2013年3月
2013年2月
2013年1月
2012年12月
2012年11月
2012年10月
2012年9月
2012年8月
2012年7月
2012年6月
2012年5月
2012年4月
2012年3月
2012年2月
2012年1月
2011年12月
2011年11月
2011年10月
2011年9月
2011年8月
2011年6月
2011年5月
2011年4月
2011年3月
2011年2月
2011年1月
2010年12月
2010年11月
2010年10月
2010年9月
2010年8月
2010年7月
2010年6月
2010年5月
2010年4月
2010年3月
2010年2月
2010年1月
2009年12月
2009年11月
2009年10月
2009年9月
2009年8月
2009年7月
2009年6月
2009年5月
2009年4月
2009年3月
2009年2月
2009年1月
2008年12月
2008年11月
2008年10月
2008年9月
2008年8月
2008年7月
2008年6月
2008年5月
2008年4月
2008年3月
2008年2月
2008年1月
2007年11月
2007年10月
2007年9月
2007年8月
2007年7月
2007年5月
2007年4月
2007年3月
2007年2月
2007年1月



スペイン公演
「ARTE Y SOLERA 歓喜」
DVD好評発売中
貴重な映像を収録