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Photo:Hiroki Sato
August 27,2018 11:25 AM

Fiesta de la Bulería - Jerez con Japón 無事終了(8月26日)

Fiesta de la Bulería -Jerez con Japón無事に終了致しました。

ヘレスの皆様、スペイン在住、日本からわざわざ観に来てくださいました皆様に心からお礼申し上げます。

51回目と半世紀続いているフェスティバルに、外国人として初めて参加せさていただきました。

私はカンティーニャス・デ・ピニーニを踊りました。
この曲は15年前にヘレスのペーニャ・ロス・セルニカロスに出演した時に
歌い手アントニオ・デ・ラ・マレーナと一緒に作った曲です。

フィエスタで踊るときのような自然で楽しく、みんなが笑顔になるような踊りを目指して創りました。
今回も客席からゲラゲラ笑い声が聞こえてきて嬉しかったです。

鍵田真由美はファンダンゴ・ポル・ソレア。
この曲も13年前にアントニオに私の好きなファンダンゴの歌を覚えてもらって創りました。
今回は歌い手たちに
ヘレス出身の大歌手マヌエル・トーレ、ホセ・セペーロのファンダンゴの中から好きな歌詞を選んでもらいました。
最後のブレリアの曲は
ベルナルダ・デ・ウトレーラがラテンの名曲をブレリアにアレンジして歌っている録音があります。
ギター伴奏はファン・マジャ・マローテ。
この曲を元にいつか踊りにしたくて、10年前にホセ・ガルベスに覚えてもらって舞踊化しました。
カンテと踊りの掛け合いが凄かったです。

森田志保さんはタラントのソロとミゲル・アンヘル・エレディアとのパレハを踊られ、
純然たるフラメンコだけれども志保さんにしか踊れない世界観で観客を魅了していました。
フラメンコは言わずもがなスペインの民族舞踊。
その土着性の強い踊りを外国人が体得し、ただスペイン人のように踊るのではなく、
そこに自分の個性を出すことがどれほど困難なことか計り知れません。
心から尊敬できる先輩です。

小島章司先生はフラメンコの母と言われているソレアを踊られました。
唯一無二で孤高の存在感。スペインと日本を繋ぐと言うより地球と宇宙を繋ぐ舞。気宇壮大。生き仏。

Miguel Ángel Heredia はシギリージャ。
出会った頃は「俺っちまだシギリージャ踊ったことねーんす」なんて言ってたのを懐かしく思い出します。
ヘレスの宝シギリージャを立派に踊っていました。

Andrés Peña はブレリア・ポル・ソレア。ヘレスの粋たっぷりに踊って、テクニックも凄かったです。

ソリおじさんとファナおばさんはヘレス原産の旨味に溢れた、
その一分の至芸に100回オレ!が言えるような踊りでした。

長くこの地に住んで、ヘレスのアーティストの人望厚い秦晴美さん。
ヘレス愛に満ち満ちたブレリアが素敵でした。

Fernando De la Morena はもうすでに生きる伝説。ヘレスの粋そのものでした。

今枝友加さん。
カンテ王国ヘレスの由緒ある舞台で外国人が歌う。これがどれだけ凄いことかは私には説明できません。
スペイン人からは踊りとギターは外国人にもできる可能性があるけど、カンテだけは無理とよく断言されます。
この空まで届くような不可能という壁のレンガをひとつずつ丁寧に丁寧に取り除き、
友加さんはついにその壁を乗り越えました。
私はその歴史的瞬間をどうしても客席で観たくて私服に着替えて、木陰に隠れてオレ!を連発しました。
歌ったのはマラゲーニャ、ファンダンゴのみならず、ヘレス人でも滅多に歌わないコリードという古謡。
しかもアグヘータ・ビエホとエル・チョサのコリード。

古い話ばかりですが、
カンテオタクを自認する私がエル・トロにコリードを一生懸命覚えてもらって踊ったのが10年前。
この時たった一度だけフラメンコの鬼、大沼由紀さんに褒めてもらいました。
エル・トロはその後この曲がよっぽど気に入ったらしく、ソロアルバムに吹き込んでくれました。
私にとってもコリードはとても思入れのある曲です。
友加さんがこの難曲を大舞台で立派に歌い上げたことは私にとっては驚天動地の事件でした。

こうして出演者全員の総力を挙げて挑んだ舞台は、最後観客のスタンディングオベーションをいただきました。
この公演を企画してくださった、ディレクターのJavier LatorreとDavi Lagosに心から感謝しております。

ギターのJosé Gálvez, Javi Ibañez, Alfred Lagos, カンテのMiguel Rosendo, El Londro,Melchora Ortega,
パルマのJavi Peña, Carlos Grilo, パーカッションのPerico、ミュージシャン全員、¡muchísimas gracias!

制作のRaul、演出助手のBalbi 、
そしてまさにスペインと日本の架け橋になってくださいました志風恭子さんには本当にお世話になりました。

日本からわざわざ撮影しに来てくれた川島浩之さん、竹下智也さんありがとう!

最後に第二の故郷ヘレスよ。これからもずっと一緒にフラメンコで酔い続けようね!

バモー!

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Posted by ksano
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