「MENTIRA FORMOSA(美しい嘘)」台湾公演、2公演無事に終了致しました。
日本、シンガポールからもわざわざ観に来てくださった方もいらして、心から感激しました。
ありがとうございました。
今回、物語の設定上歌うことになり、しかも偉大な踊り手、森田志保さんにソレアを歌うと言うとんでもないことを、未だかつてない緊張感で挑みました。
これが誠に不思議な体験でした。
フラメンコの森に分け入り、ずっしりと佇んでいる大木(志保さん)に歌が引き出され、カンテの節回しひとつひとつが枝葉と共に風にたなびき、大地に張る根と共に、地中深く浸透していくような、、、。
フラメンコの地層に眠っていた志保さんと私の化石が、この作品によって掘りこされました。
この作品を企画、制作してくれた中根信由に心から感謝しています。
また、物語の大事な要素を担ってくれた、権弓美さん。
日本語の歌詞で踊り、日本のフラメンコを体現した柏麻美子。
新人ながら花を添えてくれた山崎嬉星。
パルマでどっしり支えてくれた小西みと。
日本語の歌、日本民謡、カンテと、またまた多彩な才能を発揮してくれた中里眞央。
飛ぶ鳥を落とす勢いのギタリスト徳永康次郎さん。
バルセロナのインテリギタリスト、Sergio Muñoz。
台湾の歌姫Po yin。
台湾の舞姫Lu Lee。
難解なストーリーをユーモアたっぷりにフラメンコに落とし込んでナレーションしてくれた、Lin Keng。
みんな本当にありがとう。
最後、全員が台湾の古謡に包まれた瞬間は、台湾と日本とスペインがひとつになった、これまで見たこともない景色でした。
日本でもスペインでも公演したいです。
¡Vamos!