2009年12月の記事

¡Feliz Navidad!2009

December 24,2009 04:59 PM

¡Feliz Navidad!

いつもはJEREZにいてVino de JerezあおりながらZAMBOMBA楽しんでるはずが、今年は日本。
そこでミセス・クラスの皆さんと昨年Onda Jerezから録画してきたVillancicoのDVDを鑑賞。

Curro de la morena,Jose Vargas“Mono de Jerez”,Diego Rubichi,Parilla de Jerez等すでに故人となられた巨匠たちの名演奏を涙ながらに鑑賞。

とにかく大熱唱。歌っているのはVillancicoの定番「Los camonios se hicieron」。
彼が歌うと、カンテ・ホンド。

私が97年初スペイン、エンリケ・パントーハにマドリッドからアンダルシア紀行に車で連れっていってもらったときのこと。
いよいよへレスに到着してBARに立ち寄るとBIMBO(スペインの有名なパン屋さん)の制服を着た彼がいた。配達の途中一杯ひっかけてるところだった。
もちろんエンリケとも旧知の仲、すぐにフラメンコの話になって私を踊り手だと知るや否やこの調子で、
ソレア、シギリージャ、ブレリアを怒涛のように歌い出した。
歌い終わると私の顔は彼の唾でベトベトだった。
生まれて初めて、しかも強烈な生粋のカンテ・ホンドの洗礼を受けた瞬間だった。

Diego Rubichi(隣で父の歌に聴き入るDomingoにまた泣ける。)
伴奏はParilla de Jerez

歌っているのは「Campanilleros」。
この映像は後世に伝えなければならないほどのもの。
あ、Youtubeとかで見られるのかな?

これからJerezはいよいよ佳境に入って行くんだろうな~。
行きて~!

バッタリ!

December 23,2009 02:14 PM

昨日アリとエリーズは帰国。
その前の晩に二人が大好きな焼き鳥でパーティー。
本当に日本がそして日本食が大好きな彼ら。
これまで一回も洋食を口にせず、ただひたすら、そば、寿司、天ぷらと和食三昧だったとか。
お土産もめんつゆ、とろろ昆布、白玉団子、おせんべいetc・・・。
スーツケースを買い足してまでの買い込み様。

さて、今頃飛行機乗ったかな~、と思っていた頃大儀見元さんから電話。
「これから仕事でキューバに行くのに成田に着いたら、アリに会った!!」と。
ヒャー、バッタリ偶然。

きっと良縁だったんですね。
早く再演してみんなが再会できますように!

鼓童 12月公演

December 21,2009 01:06 AM

どうにか熱も下がり行ってきました、鼓童の公演。
素晴らしかった!
またその舞台の裏側にある膨大な時間の蓄積に圧倒された。
だからこそその感動は薄っぺらのものではない。

最後演者たちが大声で「ありがとうございました!」と叫ぶ。
こちらこそ大声でそう返したくなる公演でした。

風邪でダウン

December 19,2009 11:32 AM

一昨日の夜から熱が出て、今だ下がらず。
昨日は朝からアリとエリーズ(二人はdesnudo公演後日本観光のため22日まで居残り)と一緒に築地観光だったんだけど参加できず。
そして今日はまたみんなでシルヴィ・ギエムとアクラム・カーンの公演に行くはずが、それも無理そう。
初生シルヴィだったのに!踏んだり蹴ったり。
明日は鼓童の公演。それには絶対に行かねば!
治すぞ~!

瀧本正信カンテリサイタル en ESPERANZA

December 17,2009 12:41 PM

昨日は瀧本正信さんのカンテリサイタルが高円寺の老舗タブラオESPERANZAにてありました。
私は矢野吉峰、末木三四郎、中根信由と一緒にパルマ隊で参加。
他にギターのファン・ソト。

一部はマラゲーニャ、ファンダンゴなのどのじっくりリブレ系の曲を中心に構成。
近年さらに円熟味に磨きのかかった瀧本さんの豊穣なカンテの世界を味わえました。
マラゲーニャとかはやっぱりガキには歌えないね。

2部は私たちが加わりソレア・アル・ゴルペ、マルティネーテ、カンシオン・ポル・ブレリアなど。
パルマが加わると言ってもリズムが強調されるわけでもなく、瀧本さんたっての希望であくまでも控えめに、そっとカンテに寄り添うように。
これがなかなか難しく緊張しました。
にぎやかしは大得意なんだけど、リハーサルでも瀧本さんのおっしゃる「肩ひじ張らない、何も加えない」これがなかなか出せず苦労しました。
あと瀧本さんの渋い声に対して私たちのハレオは声質が若すぎる。
「オ゛レー!」にならない。
年齢を重ねてアントニオ・マイレーナの取り巻きハレアドールたち(ホセ・バルセロナ、ロサリオ・デ・トゥリアーナ)のようにはやくなりたいものです。

最後はフィン・デ・フィエスタで歌い踊り。
押さえていたものが大爆発。
騒ぎすぎました。

これからもこのシリーズ続けて行きたいと瀧本さん。
皆さんよろしくお願いします!

desnudoVol.5無事終了!

December 10,2009 07:48 PM

アリ・タベを迎えてのdesnudoVol.5、無事公演終了いたしました。
観に来てくださいました皆様、関係者の皆様に心からお礼申し上げます。

今はなんだかもぬけの殻。
過去だか未来だか、どっかに飛ばされてしまったみたいです。
また落ち着いたら何か書こうと思います。

初日終了!

December 9,2009 02:33 AM

本日、無事初日を終了しました。
ありがとうございました。

明日は2公演。
頑張ります!

いよいよ明日初日!

December 8,2009 02:20 AM

アリ・タベを迎えてのdesnudo。いよいよ明日初日を迎えます。
今日はミュージシャン全員揃ってのリハーサル。
音楽だけでも聴き入ってしまい、ついついチェックするのを忘れてしまうほど。

すでに明日は立見席も完売。嬉しい限りです。
明日のリハーサルでまたさらに磨きをかけて皆様にお届けします!

仕上げ

December 6,2009 11:32 PM

もう既に作品は出来上がり(って当たり前。もう明後日本番!)、何度も通して詰めに入っています。
私たちにとって今までにない踊り、今までにない作風。
ここまで来たら自分たちを信じるしかなく手ごたえは感じているのですが、こんな不安は感じたことがありません。
何せ初めてづくし。

アリがたいことに(この頃アリの名前ばっかり打ち込んでたから変換がこんなになった!面白いからこのままにします。)初日は完売。9日も残席僅かとなりました。ありがとうございます。

明日はミュージシャンとの最終打ち合わせ。
いよいよ大詰めです!!

SALSA SWINGOZA

December 6,2009 04:12 AM

今日はリハーサルの後、大儀見元率いる日本一のサルサバンドSALSA SWINGOZAのライブを観にEATS and MEETS Cayへ。

本当は鍵田、アリ、エリーズも一緒に行くはずたったんだけど、コンディションを整えるために断念。

凄かった!
いつもだけど。このバンドは最強です。
メンバーはそれぞれ超多忙を極める人たちばかり。
その人たちが日本サルサ・ブームの立役者大儀見元さんの音楽性、人柄に惚れて集まり、このバンドでプレイできることを心の底から楽しんでいる。
だから聴いているこちらも安心して楽しめる。

職業柄か、舞台やライブを観に行くと自然といろいろな分析が頭の中で始まっちゃう。
だから心から楽しめるのは本当にごく僅か。
しかしこのバンドの時はいつもそうだけど、すべてを忘れさせてくれる。
最高の享楽音楽。

昨晩のライブで縦横無尽にサルサ・ワールドを駆け回った大儀見元さんが今回のdesnudoではまったく違う顔を見せます。

再びムジカーザ下見

December 5,2009 10:29 AM

アリのたっての希望で再びムジカーザに下見。
あの空間がよほど気に入ったらしい。
それと実際の現場の空間を把握する感覚を掴みたいと。
客席の配置から自分の距離、踊りのエネルギーの向うベクトルの確認、方向などを入念にチェック。

そのあとはお気に入りの蕎麦屋さんで食事。
彼は本当に日本食が大好き。レッスン中もお茶ばかり飲んで、おやつの時は和菓子に狂喜。
常に喧嘩調子の給仕お姉ちゃんにビビりながらも美味しく頂きました。

朝まで生テレビ

December 4,2009 02:07 AM

①課題が出たら先手必勝。まず何でもいいから発言する。
②発言が入り乱れて混戦状態になったら、他の発言を遮断するがごとく、とにかく大きな声でしゃべり倒す。
③人の顔色を窺わない。

あの「朝まで生テレビ」みたいな感じ。
こんな風に人と接したことなかったけど、アリ&エリーズの創作過程において学んだこと。
何かこんな風に書くと彼らがよっぽど自己主張が強い人かと思われるかもしれませんが、その逆です。
非常に繊細で人によく気を使う。
でも仕事の時は別。これが当たり前。
こうしていないと、やる気がない、仕事してないくらいに思われる。

ちょっと経験値が上がりました。
これからまたスペイン人たちと仕事するときにも役立ちそう。

議論に次ぐ議論

December 2,2009 07:10 PM

だいぶアリとの共同作業にも慣れてきた。
はじめは、良くも悪くも自己主張の強いスペイン人との仕事で少しは慣れていたと思ったが(海外アーティストとの共同作業に)、日本人とは明らかに違う引っ切り無しの議論の仕方に、ただただおののくばかりだった。
とにかく曖昧なところを許さず、納得がいくまで議論する。

フラメンコは踊る曲にすでにテーマや曲の性格が明確にある。暗い曲明るい曲。ソレア「孤独」、アレグリアス「喜び」。振付や創作をおこなう時に、それにどれだけ助けられていたのかと、改めて思った。

逆にコンテンポラリー・ダンスは作品のテーマ性はあったとしても、動き、踊り、音楽、テーマが自由であるがゆえに、その踊りを繋いで構成していくには、そこに明確なドラマや言葉が潜んでなければならない。
それをつくり手、踊る本人たちが納得するまで議論を重ねる。表現形態があくまで抽象的だからこそ。

あ、でも鍵田はほとんど議論はせず、ただひたすら体を使って、踊りで彼らを納得させている。
私は今回踊らず振付、演出(これも彼らと作業をしていると、誰がそれを担ってるんだかわからないくらいになっちゃう)として参加だけど、舞踊家・鍵田、演出家・佐藤として作品への貢献度は今のところ私が完敗(泣)。

明日から巻き返さないと!!

ゴシックハープ

December 1,2009 11:21 PM

今日は金子浩さん、名倉亜矢子さんとのリハーサル。
スタジオで踊り手だけで構築していた世界が、こうして音楽が加わると全然違う次元に引き上げられる。

今回名倉亜矢子さんはゴシックハープの弾き語りも披露してくださいます。
この音色が素朴で素晴らしい。

800年も前につくられた楽器で現存するものがなく、当時の絵画に描かれたこの楽器を参考に復元しているんですって。なんというロマン!

ゴシックハープの調べにのって、スペインの中世のガリシア語で歌う曲も演奏予定です。

時空を超えて。

喧嘩

December 1,2009 02:28 AM

今日はまたまた喧嘩にも近いディスカッション。
ハー、心が痛むねやはり。
とにかく作品を良くしようという気持ちからのものなので、稽古が終わればまあ何とかニコニコと。

明日は金子浩さん、名倉亜矢子さんを迎えてのリハーサル。
どうにか救われますように。

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