トレド公演、無事終了致しました。

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11月11日無事にトレド公演終了致しました。
はるばる日本から観に来てくださいました皆様、
終演後盛大なスタンディング・オベーションを送ってくれたスペインの観客の皆様、
本当にありがとうございました。

またこの公演のためにご尽力くださいました、スタッフ、関係者の皆様に心から感謝申し上げます。

今回は私が心から信頼、敬愛している素晴らしいアーティスト、スタッフが総集結してくれました。
まず、大親友であり今回もフラメンコの大黒柱となってくれたギターのアントニオ・マレーナ・イーホ。
正真正銘のカンテ・ヒターノ(ロマの歌)の響きで、
この作品を本物のフラメンコにしてくれたアントニオ・デ・ラ・マレーナ。
鉄火肌のカンテでアルテイソレラの伝家の宝刀、
スペイン歌謡曲をフラメンコにアレンジして踊る曲を見事に歌い上げてくれたアナ・デ・ロス・レジェス。
陽気過ぎる人柄で過酷な現場を和ませながら、盤石なリズムの大地となってくれたアレ・デ・ヒタネリア。
古楽器のニッケルハルパ、サントゥールの響きで
トレドに吹く中世の風を舞台上に甦らせてくれたイタリアの伊達男、レンソ・ルッジェーロ。
スペイン人とイタリア人と日本人をみんなから愛される人柄とギターで繋いでくれた斎藤誠さん。
附け打ちでフラメンコの変拍子を打ち、
歌舞伎の手法にはない打法で新たな可能性を無限に広げた山﨑徹さん。
歌舞伎舞踊の新曲を創り、歌声も披露し、
津軽三味線の旗印をスペインの大地に打ち立て、八面六臂の活躍をしてくれた浅野祥さん。
様々な人種、音色を音楽でひとつにまとめ上げ、
深遠な世界観を奏でる楽曲で私たち全員を包み、作品を異次元へと引き上げてくれた中島千絵さん。
鯖江市から駆け付けてくれて、素晴らしい音響に仕上げてくれた斉藤まーるさん。
ずっと私たちの生き様をカメラに納めてくれている川島浩之さん。
同じく映像を撮りながらも作品の質向上のため、音、明かりを見て的確なアドバイスをくれた竹下智也さん。
いつも素晴らしい洋と和を融合させた衣装を作ってくださるチャコットの芦川美枝子さん。
どうしても桜を降らせたくて、その降らせ方を教えてくれ、仕掛けを持たせてくれた舞台監督の井関景太さん。
歌舞伎の作法を教えてくれながら、見事に黒衣を務めてくれた中村光さん。
素人の私たちが歌舞伎の引き抜きを初めてやるために、
何回も何回も縫い直して稽古可能にしてくださった歌舞伎衣装の前神光太さん。
同じく歌舞伎の鬘、髪飾りの扱い方を丁寧に教えてくださった早川伸行さん。
不手際ばかりな私の進行を陰でしっかりサポートしてくれた歌舞伎制作の西久保有里さん。
遠く離れていても日本からがっちりサポートしてくれた制作の小玉隆司さん。
この公演を招聘してくれたロハス劇場芸術監督のパコ。
私の拙いスペイン語に嫌な顔ひとつせず、
3日間長時間にわたるリハーサル、劇場仕込みをしてくれた舞台のキケ、音響のアルバロ、照明のホセ。
ずっと舞台稽古を見てくださり、ありがたいアドバイスをたくさんくださいました吾妻徳穂師。
この方とのご縁で全てが始まり、私たちをここまで連れて来てくれ、
人生の絶景を見させてくれたトレド在住のコーディネーター河合妙子さん。

Uno para todos y todos para uno(一人はみんなのために、みんなは一人のために)を体現し、
この作品には主役がいなく、群舞こそが核であることを表し、
豊かな文化交流の架け橋となり、高らかに世界平和を踊って謳い上げた踊り手たち。

まず、ソロで津軽じょんがら節を踊り、スペイン人を唸らせた工藤朋子。
もうこの人なしでは振付作業が進みません。権弓美さん。
アルテイソレラ最古参でソロでも脇でもドンと来いな重鎮、柏麻美子。
舞踊団の世話からダンスミストレスもこなし、燻し銀の味わいが出て来た東陽子。
本編ラストの中島千絵さん作曲の最重要曲を歌い、踊りも立派に務め大活躍した中里眞央。
フラメンコ特有の黒く重い踊りで群舞に深みを与えてくれた石川慶子さん。
スペイン滞在中、ジャンプ+でご自身の漫画が発表され話題になっている、その独自の感性で魅了した川松冬花さん。
今年の新人公演で圧倒的な踊りで見事受賞し、話題をさらったが、
とても新人とは思えない品格ある踊りを踊ってくれた荒濱早絵さん。
踊り以外でも英語通訳(本職)で助けてくれた、我が舞踊団の名脇役、小西みと。
モダンダンスで培った身体能力を遺憾無く発揮し、
フラメンコだけではない作品の重要な要素を踊ってくれた小野寺麻佑。
舞踊団最年少らしい溌剌とした情熱溢れる踊りで、とても良いエネルギーを注いでくれた山﨑嬉星。
役者なのか踊り手なのか区別がつかなくなるほどの名手、矢野吉峰。
私の右腕として雑務をこなしながら作品の楔となる踊りをきちんと踊る三四郎。
唯一無二の存在感で、スペイン人の心を鷲掴みにした中根信由。
スペイン留学中でリハーサルに遊びに来ただけなのに
身体のケアー(整体のプロ)からパルマ(手拍子)までやってくれた瀬崎慶太。
空前絶後の踊りでスペイン人の心を射抜いた、アルテイソレラの母体、鍵田真由美。

そして、歌舞伎の魅力を的確且つ感動的に伝え、作品だけではなく、
出演者全員の精神的支柱になってくれた特別出演の中村壱太郎さん。
彼の出演、協力無くしては今回の成功はあり得ませんでした。
いつもリハーサル後、そしてなんと本番後まで、みんなのご飯を用意している姿を見て、
感動を通り越して本物のスーパーマンを目撃した思いです。

最後にもう一度、それぞれの命懸けの仕事を心からの拍手喝采で受け止めてくれたスペインの観客に
¡Muchísimas gracias!

さあ、次はいよいよ福井県鯖江市文化センター大ホールでの凱旋公演です。

11月22日(水)、18時30分開演です❗️
皆様是非是非観に来てください‼️

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