「イン・ヒューマン」無事に終了致しました。
ご来場いただきました皆様に、心よりお礼申し上げます。
以下プログラムに寄せた文章を加筆修正したものを載せます。
ただひたすらフラメンコが好き。今も昔もそれしかないのですが、どうしてこんなにも他ジャンルの方々との共演が多いのか不思議でなりません。
日本フラメンコ界において、いわゆるコラボレーションを1番多く行って来た舞踊団だと思いますが、そのことを目的としたことは一度もなく、「出会い」がそうさせたとしか言うようがありません。
何故か各々の芸術を愛してやまない方々と出会ってしまうのです。共鳴してしまうのです。
そのことを今回ほど確信したことはありませんでした。
まず、この度中村壱太郎さんが鍵田真由美のソロ(7曲目)を振付してくださいました。
壱太郎さんご自身 、10年前に歌舞伎作品「GOEMON」でフラメンコを踊られ、再演の度に進化されています。
そして鍵田と私も壱太郎さんのお母様、吾妻流御宗家、吾妻徳穂師に日本舞踊の手ほどきを受け、幾歳月を過ごしております。
そんなお互いの芸を学び合った結果でしか生まれない成熟した世界が、まるで熟した果実が落ちるが如く、そこに歌舞伎舞踊とフラメンコの「愛の子」が生まれるのを目の当たりにしました。
それを今回皆様にご覧いただけたことは大きな喜びでした。
共演者でフラメンコへの造詣が深いのは壱太郎さんだけではありません。
真っ先に紹介しなければならないのが、今井翼さんです。
彼との出会いはもう20年前になります。当時はアイドルグループで破竹の勢いで大活躍されていました。
そんな彼がスペインの民族舞踊に心奪われ、修行に励み、数えきれないほどの舞台でフラメンコを披露してくれました。現在も私どもとフラメンコ作品「Golpe」での共演を重ねております。
歳を重ねるごとに増す存在感と声の深みで本作品を導く役を見事に演じてくれました。
続く


