2009年11月の記事

hiroblog

構成

November 29,2009 11:48 PM

アリとのリハーサルも9日目。
作品のパート別だが、だいぶ出来上がってきた。
止めどなく振りが出てくるのでそれを整理するのに大変。
なんてったって良ければ何をやってもいい世界だから。

後はこれをどう組み立てていくか。
これが相当難しそう。
明日からそれに取り掛かります。

「何処にいてもI love you」

November 29,2009 10:32 AM

昨日は春日部市民文化会館大ホールにて開催されたコンサート「何処にいてもI love you」にゲストとして招かれました。
宇崎竜童さん、阿木燿子さんの主催のコーラス・グループ「ひふみレインボー」との共演。
何十人ものコーラスと一緒に山口百恵さんの名曲「イントロダクション・春」を舞踊団と一緒に踊りました。
歌に包まれる感じで快感でした。

そのあとは鍵田のソロで阿木さん作詞の「NANA」(フラメンコの子守歌)。
フラメンコ史上初、日本語で歌われる「NANA」。
母の子に対する無償の愛を切々と歌い上げた歌詞が涙を誘う。

次は阿木さんに「ヒロくん、あのトーマッサイやってね!」と頼まれ1000人を超すお客様を相手に「トーマッサイ講座」。
初体験で大緊張!噛みまくりの解説にもかかわらず皆さんが暖かく受け答えしてくださり、最後は全員で「トーマッサイ、トーマッサイ、トーマイ、トーマイ、トッ!」とブレリアの嵐で私たちのパートは無事終わりました。

ということでこの日はアリとのリハーサルはお休み。
二人は鎌倉に遊びに行ったそうです。いいな~。

リュート楽譜

November 28,2009 12:42 AM

金子浩さんご持参のリュート楽譜の表紙を撮ってきました。
1536年!の復刻版。
1500年以前はリュートの楽譜って存在しないんですって。

作曲した人は500年後、日本人のフラメンコ・アーティストとベルギー人のコンテンポラリー・ダンサー(しかも出会いは中国、少林寺!もうなにがなんだか・・・。)の舞台で演奏され踊られるとは夢にも思っていなかったでしょう。
当たり前だけど。

そんなことを考えながら時空を超えたロマンを感じていただきながら今回の舞台を楽しんでいただくのも
一興かと。

あ、そう言えば金子浩さんもどこか時空を超えた感じのある方で、その時代からやってきた人みたいです。とても繊細で透明感のある素晴らしい音色を聞かせてくれます。

そんな音に包まれてリハーサルしてるもんだから、気分がよくなって庭で食事しようと。
今日は暖かかったしね。

鍵田と私も初めての経験。まさか庭で。
料理は私の手作り。秋の幸たっぷりの五目御飯と肉じゃが。
組み合わせはあまり良くなかったけど、喜んで食べてくれました。

道行く人にじろじろ見られながら楽しく食事しました!

ムジカーザ下見&歌稽古

November 27,2009 12:03 AM

今日はムジカーザをみんなで下見に。
アリもエリーズもえらく会場の雰囲気を気に入っていました。

帰りは日本蕎麦屋によって昼食。
本当に日本食が大好きな二人。もりそばに天丼セットをペロリ。
ああ、いつもこんなだったらいいのにな~。
あいつらと来たら、ハモンだのプチェーロだのベルサだのうるさいっての!
あ、へレス人のことです。アントニオのバカヤロ!

そのあとスタジオに戻り、昨日の反省点を踏まえ復讐、じゃなくて復習。
出来あがった振りの精度をさらに上げる作業。
今日は実に穏やかにことが進みました。
さて明日はどんなことになるのやら。

そのあと夜は来年2月に再演が決まった、desnudo Vol.6 「Poema de amor ~愛の詩~」
のための歌稽古。バリトン歌手で大活躍されている藪内俊弥さんに歌唱指導を受けました。
生まれて初めて受ける歌唱指導。矢野吉峰も柏麻美子も同じ。
そのレッスン内容は目から鱗以前にすべてが初体験。
皆一様に戸惑うばかりでしたが、藪内先生のご指導のもと基礎の基礎を教えていただく。
しかし、さまざまな発声法を練習しているうちに、そのあまりに新しい世界の刺激が皆の笑いのつぼに入ってしまった!

中腰になって引っ張り合うことによって横隔膜に力が入り、
そこを意識することによって腹式呼吸で歌うことを体感する練習方法。
これがなぜか妙におかしく、途中笑いが止まらなくなってしまい中断。
初めてレッスンしていただくのにもかかわらず、こんな失礼なことをしてしまった。
しまいに私は今まで感じたことのない体内の感覚に体がびっくりひたのか、
股間の真下に激痛が走ってたびたび立てなくなってしまうわで、もう散々。

こんなバカ丸出しな私たちを暖かく見守ってくださった藪内先生、ありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
2月の再演時には立派に歌えるように頑張ります!!

すれ違い

November 26,2009 01:21 AM

今日はなんだかアリとの稽古、あんまりうまくいかなかった。
何か意見というか歩調というか、とにかくしっくりこなかった。
今までが順調だった分しょうがない。
こういう日がないとね、あまり予定調和で行っちゃうとダメだから。
しばらく続くかな?この感じ。

あっ、でも今日は名倉亜矢子さんとの初打ち合わせ。
こちらは素晴らしかった!
リュートの金子浩さん、パーカッションの大儀見元さんもそろっていたので、最高でした。

今日のことは音楽家たちに触発されて踊り手、演出側も必死になってこたえようとした結果と思い、
また明日から頑張ります!

音楽打ち合わせ

November 24,2009 11:39 PM

今日は大儀見元さん、金子浩さんを迎えてのリハーサル。
舞踊形式上何もかもが初めてな上に、加えて音楽もリュートという楽器と共演するのも初めて。
旧知の仲であるはずの大儀見さんにも確固たる説明が出来ぬままリハーサルが始まった。

ところが始まったとたん、挨拶を交わすように踊りと音楽が話し始める。
入念に場面ごとの説明や音楽設定を考えていたけれども、すべて無に帰す。
寝ずに考えてたのに(泣&うそ)!
金子さんなんか「私は踊りに合わせてとか、即興的なものはちょっと…」なんておっしゃってたのに、ぜ~んぶ嘘!
踊りをガン見しながら即興でどんどん弾いちゃってるし。
もちろん大儀見さんはいつものごとく音の中で海でスーイスイ泳いでる。

これ始って数分後の出来事。
しかもアリもエリーズもどんどん彼らと突っ込んで話してるし。
いったい何なんだ!
ありがたいのに頭に来る!

それぞれがそれぞれの分野での甚大な蓄積があり、それを持ち寄るとこんなにも豊穣な会話が成り立つんですね。
しかしすべてはこれからです。
出会えたこの喜びを人様に伝えるにはここからが本当の仕事。

明日は名倉亜矢子さんを迎えてのリハーサル。
楽しみ~~!

全然違う

November 24,2009 03:05 AM

すでにアリとの創作活動も4日目。
「1時間の作品をつくる時はヨーロッパでは最低でも2か月かけてやるよ!」byアリ
との言葉におののきながら作業を進めております。

それにしてもその振付の仕方が全然違う。
とにかくどんどん体を動かして、偶発的に出てきた面白いところを繋いでいき、
それが次第に感情を持つようになってひとつのシーンになる。そんな感じ。

でも行きつくところは一緒で、その作業を見ながら「次はこうなったらいいのにな、あとで言おう!」
と思っていたところが痒いところに手が届くように、言う前にそのようになっていく。
不思議。

そんなこんなで進んでいる今回のdesnudo。
明日はいよいよミュージシャンとのリハーサル。
ああ、緊張する。

エリーズ

November 22,2009 07:23 PM

アリの恋人エリーズも一緒に来日。
彼女はベルギーのサーカスで大活躍中のスター。

サーカスって言っても私たちが想像するようなサーカスではなく、
あ、desnudoブログを参照してください。
http://desnudo5.exblog.jp/12917484/

2か月前に出演中に大けがをしてしまい、現在療養中。
そこで一緒に来日。

もともと日本が大好き、特に日本食。
しょっちゅうベルギーの日本食材屋さんでお茶、蕎麦、寿司の材料などを仕入れて食べているんだとか。
特に焼き鳥が大好き!そこだけは負けない私とはレッスンの合間に焼き鳥談義。
今は禁酒中の身(ウソ)なのでまだ一緒に行けてません。
下北沢にある行きつけの店を教えてあげようと思ってたのに、そこはさすがアーティスト、勘がいい。
数多ある焼鳥屋の中から、その店教えもしないのに自分で見つけて行きやがった!

さてそのエリーズ、だいぶ怪我も回復したのか、腕にギブスをはめたままバンバン踊っちゃう。

もう私には手も足も出ない世界がそこに。
ただただ二人の作業を見つめるだけ。
もう知りつくしていたはずの鍵田の全然知らない姿がそこに。唖然。
でもその動きや踊りが、時にアクロバチックなものも含め、すべて人間の感情表現になっているところが凄い!

世界にはさまざまな身体表現があるんだな、と驚愕の毎日です。

名倉亜矢子さん 金子浩さん 「やすらぎの歌」コンサート

November 21,2009 11:29 PM

NEWSです。
このたびのdesnudo Vol.5 、新たにソプラノ歌手の名倉亜矢子さんに参加していただくことになりました!

名倉亜矢子さんホームページ
http://nakura.jugem.jp/

私の大好きなバロック、中世・ルネッサンス音楽を中心に活躍されている方です。

今日はリュートの金子浩さん(今回のdesnudo出演者)とのデュオコンサートを聴きに行ってきました。
「やすらぎの歌」と題されたコンサート。場所は新所沢の松明堂音楽ホール。
有名なジョン・ダウランドの曲の他に作者不明となっている中世の曲が中心。
CDでお二人の演奏は聴いていたのですが、やはり生演奏はさらに素晴らしかった。
マイクを通さず演奏者のまさに肉声が届く距離で、音楽を聴く、ということを心から味わえる空間と演奏。
私たちの行っているdesnudoシリーズのコンセプトと重なるところがあり、刺激になりました。

今回のdesnudo、このお二人の演奏を聴くだけでも足を運んでいただける価値があると思います!!

アリ来日

November 21,2009 12:20 AM

magmaが終わっってほっと一息つく間もなく、アリが来日。
今日からリハーサルが始まりました。

いきなりまったく別世界に(まだあのmagmaの熱いフラメンコの音がガンガン頭の中で響いているので)戸惑いながらも、心地よさを少しずつ覚えています。

まったく音がない世界で紡ぎだされる踊り。
深遠な魂を静かに呼び覚ますような感じ。

さて、これからこれをどう組み立てていくか。
禁酒して、寝れない日々が始まりそうです。

MAGMA 終了!

November 18,2009 10:03 PM

MAGMA Vol.1無事終了いたしました!
会場に足を運んでくださいました皆様、ありがとうございました。

皆の踊りはいかがでしたでしょうか?

とりあえず今から打ち上げに行ってまいります!

MAGMA ミュージシャン

November 17,2009 12:46 AM

MAGMAの出演ミュージシャン、変更、追加がございました。

最終的に

カンテ:クーロ・バルデペーニャス 瀧本正信
ギター:斎藤誠
パルマ:矢野吉峰

この布陣で参ります。

楽しすぎるリハーサルは時間も疲れも忘れ(なんて私だけ?!)あっと言う間。
私は演出なので出演しないつもりだったのですが、やっぱりパルマで出ちゃおうかな?
だって叩きたいんだもん!
みんなノリノリで歌って踊ってるし・・・。

叩かせろ~~!!

でもだめか、やっぱり。
今回はあきらめて裏方に徹します。我慢我慢。

うらめしや~~。

MAGMA 完売!

November 14,2009 11:46 AM

おかげさまでMAGMA完売いたしました!
ありがとうございます!!
まだ立見席はご用意できます。

熱く稽古中!!

瀧本正信さんカンテ・リハーサル

November 11,2009 11:32 PM

昨日夜遅く、12月16日(水)に高円寺の老舗タブラオ、カサ・デ・エスペランサhttp://www.tablaoesperanza.com/で行われる瀧本正信さんのカンテ・コンサートのリハーサル。

今回はファン・ソトをギターに向かえ、私と矢野吉峰、末木三四郎、中根信由がパルマ(手拍子)。
このたび私たちはまったく踊りません。パルメーロに徹底します。
でも踊らなくてもパルマって本当に楽しくて、踊るのと何も変わらない充実感があるんですよね!
ああ、フラメンコって素晴らしい!!

リハと言ってもじっくりと瀧本さんのカンテを堪能。
歌い続けて何十年、独自の境地に至たりつつある感じがしました。
ぜひ皆さんいらしてください。

カンタ・ビエーン、イ、トカ・ビエ~~ン!!

MAGMA

November 9,2009 12:58 PM

いよいよMAGMA(マグマ)が近づいてきました!
昨日は決起集会(なんかしょっちゅう決起集会の気が・・・。)
それぞれの熱い思いを語り合いました。

このARTE Y SOLERAプロデュース(鍵田真由美 芸術監督、私は振付、演出担当)によるMAGMAシリーズは、ARTE Y SOLERA舞踊団員主演のライブ。踊り手としての存在を、既にARTE Y SOLERAの舞台や新人公演での受賞を機に認知されつつあるが、踊れる曲をただ持ちよってのタブラオ出演などではなく、もっと突っ込んで、いつも活動を共にしているメンバーとそしてフラメンコとがっぷり四つに組んだ作品をつくり、その名もMAGMA、内に秘める熱い思いを世間様の前で爆発させる場として企画しました。
そして新人育成の場、とかではなく、あくまでもプロフェッショナルとして舞台を務める覚悟を持って踊り、お客様の目を通し厳しく育っていく。
また、作品としても立派に成立していて、再演を繰り返す価値のあるものに仕上げる。

さてこれから皆は本番まで地獄を味わうわけです、皆様の暖かい拍手を頂くために。
もちろん私たちも。

末木三四郎、中根信由、東 陽子、高木栄子、柴崎沙里、皆とにかくひたすら熱い思いで踊っています。
観にいらっしゃるときは、脂身たっぷりのロースカツ定食、もしくは中華料理死ぬまで食えコースを食べに行くつもりでどうぞ。昨日練習見た私は胃薬飲んでいなかったのを後悔しました。

すでに19:45の回は完売(立見席はあり)とのこと。ありがたい限りです。
18時の回もあと残りわずか。
どうぞご興味のある方はこの機会に是非いらしてください!
ご声援のほど、よろしくお願いします。

小島千絵子さん公演「ゆきあひ」

November 6,2009 02:46 PM

昨日鼓童の小島千絵子さんのソロ公演「ゆきあひ」を観に、くにたち市民芸術小ホールへ。

琴、津軽三味線、篠笛、バイオリン、パーカッションによる邦楽の美しい調べの中で天使のように舞っていた小島さん、素敵でした。

客席には吉井盛悟さんら鼓童のメンバー、曽根崎メンバー土佐琵琶の黒田月水さん、
そして能の津村禮次郎先生がいらしていた。

不思議な縁を感じた夜でした。

坂東玉三郎「京鹿子娘道成寺」八千代座公演

November 4,2009 11:34 AM

宮崎公演を終えて、ちょうど隣の県熊本、しかも八千代座で坂東玉三郎さんの「京鹿子娘道成寺」の初日があったので、皆で遠征。
隣と言っても車で4時間くらいかかる。

到着してすぐ八千代座の近くにあるラーメンの名店「天琴」へ。
豚骨独特の臭みがあって、この匂いがたまらない。

そのあと、八千代座周辺を散策。
佐渡の「花の木」さんへ行った時もそうでしたが、仕事で来た時と遊びに来たときとでは
目に入ってくる景色が全然違う。
こうして来ると初めて来たみたいな感覚になるのが不思議。

散歩していると、周りの商店街の人たちが私たちを覚えていてくださっていて、
「あ、あの曽根崎心中の!おかえりなさい。」と声をかけてくれた。
「おかえりなさい」なんて、嬉しい!

さて、いよいよ本番。
中に入ると客席の雰囲気に酔いしれる。
自分がここで踊ったなんて信じられない。
こんなところで、しかもかぶり付きで芸が見られるんなんて贅沢すぎる。
こりゃ、どんなに遠くても来る価値がある。
内容は、まさに生きる伝説。
私がここでどうのこうの述べるのもはばかられる。

また何かの折につけ訪れたい。

desnudo 「Poema de Amor~愛の歌~」 en STESSA

November 3,2009 08:33 PM

一昨日宮崎県 STESSAにて desnudo 「Poema de Amor~愛の歌~」 の公演無事終えてきました。
観に来てくださいました皆様、ありがとうございました。

皆様の温かい拍手をたくさんいただきながら踊ることができました。
野外の舞台でしかも水に囲まれてて、素晴らしく美しい舞台でした。
ギュンギュンまわったりするので水に落ちやしないかと心配だでしたが、
無事だれもドリフみたいにならずにすみました。

リハーサル風景。夜の本番の時の美しさは想像してください。

また近いうちに皆様に会えますように!!

タイトルとURLをコピーしました