青森県立美術館公演「抱擁の哀しき果て」

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工藤朋子青森県立美術館公演「抱擁の哀しき果て」無事に終了しました。

故郷での初リサイタル。しかも依頼公演での開催ができるなんてきっと夢にも思ってなかったでしょう。

お客様に大変喜んでいただけましたのも、素晴らしい共演者にも恵まれたからです。

関祐三子の哀愁溢れるカンテはフラメンコの熱情を伝えながらも作品の哀切を歌い上げてました。

斎藤誠さんのフラメンコギターは作品の屋台骨としてガッチリ支えてくれました。

個人的にバッハが大好きなので、冒頭の高実希子さんのピアノ演奏によるゴルドベルク変奏曲のアリアにウットリ。2部の頭のベートーベン「月光」はその後の悲しい結末を予感させる調べが本当に素晴らしかったです。

浅野祥さん渾身の津軽じょんがら節と工藤の踊りはまさに世界で唯一無二。圧倒的過ぎて、袖で大興奮してました。

三四郎の嫉妬に狂いながらも悲しみを帯びた踊りは近年彼の踊りの中でも抜きん出た出来栄えで、壮絶でした。この路線いいね!

ラストの浅野祥さんによる新曲は、彼自身スペインでの見聞を行った経験や、長年の共演が活かされて非常にクオリティの高い津軽三味線とフラメンコが融合したオリジナル曲でした。工藤にとっても新たなレパートリーとなるでしょう。

私の高校時代の恩師も観に来てくれて「今日のひろきの演出、振付は自分としては何点だった?」と聞かれ、60点と答えましたが、残る40点は演者の皆さんの熱演が埋めてくれて、100点以上の作品に仕上げてくれました。

感謝しております。

地元の方はもとより、北海道、東京、他県からもわざわざ観に来てくださいましたお客様に、心よりお礼申し上げます。

また青森県立美術館の皆様の暖かいサポートがなければこの公演は成立しませんでした。

本当にありがとうございました。

#工藤朋子 #浅野祥 #斎籐誠 #末木三四郎 #関祐三子 #高実希子 #シャガール

#青森県立美術館

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