サグラダファミリア
December 29,2016 03:41 PM
狂乱のヘレスからバルセロナに移動。
2年ぶりにサグラダファミリアを観て来ました。
様々な意匠が凝らされて常に進化し続けるその姿に心の底から感動。
特に主任彫刻家、外尾悦郎さん製作の生誕のファサードに設置された門。
生誕のファサードはガウディ生前時に作られ、世界遺産にも登録されています。
2年前、中村壱太郎くんの紹介で外尾さんにお会いした時がちょうどこの門を設置する日で、光栄にも立ち会うことができました。外尾さんは「家族がここで立ち止まり、子供たちがこの門に隠れている虫たちを見つけて喜んでくれれば」とお話ししてくださいました。
偉大なお仕事をされているのに、とても慎ましいことをおっしゃる方なのです。
この日はちょっとしたハプニングがあり、設置することができませんでしたので、それ以来この門のことがずっと心の片隅にありました。
今年の夏に友人がサグラダファミリアを観光した際、感想を尋ねたところ、開口一番「門の前で子供たちが隠れている虫を見つけて喜んでいるの姿に感動した!」と。
外尾さんの優しい夢が叶ったんだと心が躍りました。
念願叶って再訪。やっと見届けることができ、またたくさんのインスピレーションを受けました。
また次来た時どんな進化を遂げているのか楽しみでなりません。
サン・セバスチャン
December 26,2016 04:03 AM
なかなか経験できない難局を乗り越えて、いまスペインにいます。
全てが無事に済んだので、こうなったら思いっきり楽しもうと、スペイン、 バスク地方の世界一美食の街と謳われるサン・セバスチャンに行ってきました。
煌びやかなピンチョス(薄切りバケットの上に創作性豊かな一品料理を乗せたのも)を地酒発泡白ワイン、チャコリと一緒に舌鼓。
むかし堀越千秋さんに「バスク料理を食べたことねー奴にスペイン料理を語る資格ねーんだぜ、イヒヒヒ」と言われ悔しい思いをずっと果たせずにいましたが、やっと本懐を遂げました。
慣れ親しんだアンダルシア、マドリッド近郊、バルセロナとは全く違う街の雰囲気、地元民の気質、食文化。
スペインの一都市としてひとくくりにはできないバスク国の魅力を堪能しました。
その後ヘレスに戻り、中村壱太郎くんがサンセバスチャンのバルの一品にできるほどの絶品ピンチョスを作ってくれました。歌舞伎も天才的ですが、料理の腕前も天才です。
クリスマスはドローレス・アグヘータの家で大フィエスタ。ドミンゴ・ルビチ、マヌエル・パリージャも一緒に大騒ぎ。
イブの夜はアントニオ・マレーナ家でまたまた大フィエスタ。
もう何が何だか!