2018年8月の記事

hiroblog

『続々・花咲く男たち』 リハーサル合流(8月28日)

August 28,2018 06:10 PM

昨日無事に帰国しました!
これからしばらく時差ボケ左衛門です。

ボッケボケの頭で、早速今日から「続々・花咲く男たち」のリハーサルへ合流しました。
いきなりまったく違う環境ですが、
俳優、声優、ミュージカル界の一流の方々との共演は超刺激的です。
いい台詞回し、いい歌声に触れてボケが吹っ飛びました!

Fiesta de la Bulería – Jerez con Japón 無事終了

August 27,2018 11:25 AM

Fiesta de la Bulería -Jerez con Japón無事に終了致しました。

ヘレスの皆様、スペイン在住、日本からわざわざ観に来てくださいました皆様に心からお礼申し上げます。

51回目と半世紀続いているフェスティバルに、外国人として初めて参加せさていただきました。

私はカンティーニャス・デ・ピニーニを踊りました。
この曲は15年前にヘレスのペーニャ・ロス・セルニカロスに出演した時に
歌い手アントニオ・デ・ラ・マレーナと一緒に作った曲です。

フィエスタで踊るときのような自然で楽しく、みんなが笑顔になるような踊りを目指して創りました。
今回も客席からゲラゲラ笑い声が聞こえてきて嬉しかったです。

鍵田真由美はファンダンゴ・ポル・ソレア。
この曲も13年前にアントニオに私の好きなファンダンゴの歌を覚えてもらって創りました。
今回は歌い手たちに
ヘレス出身の大歌手マヌエル・トーレ、ホセ・セペーロのファンダンゴの中から好きな歌詞を選んでもらいました。
最後のブレリアの曲は
ベルナルダ・デ・ウトレーラがラテンの名曲をブレリアにアレンジして歌っている録音があります。
ギター伴奏はファン・マジャ・マローテ。
この曲を元にいつか踊りにしたくて、10年前にホセ・ガルベスに覚えてもらって舞踊化しました。
カンテと踊りの掛け合いが凄かったです。

森田志保さんはタラントのソロとミゲル・アンヘル・エレディアとのパレハを踊られ、
純然たるフラメンコだけれども志保さんにしか踊れない世界観で観客を魅了していました。
フラメンコは言わずもがなスペインの民族舞踊。
その土着性の強い踊りを外国人が体得し、ただスペイン人のように踊るのではなく、
そこに自分の個性を出すことがどれほど困難なことか計り知れません。
心から尊敬できる先輩です。

小島章司先生はフラメンコの母と言われているソレアを踊られました。
唯一無二で孤高の存在感。スペインと日本を繋ぐと言うより地球と宇宙を繋ぐ舞。気宇壮大。生き仏。

Miguel Ángel Heredia はシギリージャ。
出会った頃は「俺っちまだシギリージャ踊ったことねーんす」なんて言ってたのを懐かしく思い出します。
ヘレスの宝シギリージャを立派に踊っていました。

Andrés Peña はブレリア・ポル・ソレア。ヘレスの粋たっぷりに踊って、テクニックも凄かったです。

ソリおじさんとファナおばさんはヘレス原産の旨味に溢れた、
その一分の至芸に100回オレ!が言えるような踊りでした。

長くこの地に住んで、ヘレスのアーティストの人望厚い秦晴美さん。
ヘレス愛に満ち満ちたブレリアが素敵でした。

Fernando De la Morena はもうすでに生きる伝説。ヘレスの粋そのものでした。

今枝友加さん。
カンテ王国ヘレスの由緒ある舞台で外国人が歌う。これがどれだけ凄いことかは私には説明できません。
スペイン人からは踊りとギターは外国人にもできる可能性があるけど、カンテだけは無理とよく断言されます。
この空まで届くような不可能という壁のレンガをひとつずつ丁寧に丁寧に取り除き、
友加さんはついにその壁を乗り越えました。
私はその歴史的瞬間をどうしても客席で観たくて私服に着替えて、木陰に隠れてオレ!を連発しました。
歌ったのはマラゲーニャ、ファンダンゴのみならず、ヘレス人でも滅多に歌わないコリードという古謡。
しかもアグヘータ・ビエホとエル・チョサのコリード。

古い話ばかりですが、
カンテオタクを自認する私がエル・トロにコリードを一生懸命覚えてもらって踊ったのが10年前。
この時たった一度だけフラメンコの鬼、大沼由紀さんに褒めてもらいました。
エル・トロはその後この曲がよっぽど気に入ったらしく、ソロアルバムに吹き込んでくれました。
私にとってもコリードはとても思入れのある曲です。
友加さんがこの難曲を大舞台で立派に歌い上げたことは私にとっては驚天動地の事件でした。

こうして出演者全員の総力を挙げて挑んだ舞台は、最後観客のスタンディングオベーションをいただきました。
この公演を企画してくださった、ディレクターのJavier LatorreとDavi Lagosに心から感謝しております。

ギターのJosé Gálvez, Javi Ibañez, Alfred Lagos, カンテのMiguel Rosendo, El Londro,Melchora Ortega,
パルマのJavi Peña, Carlos Grilo, パーカッションのPerico、ミュージシャン全員、¡muchísimas gracias!

制作のRaul、演出助手のBalbi 、
そしてまさにスペインと日本の架け橋になってくださいました志風恭子さんには本当にお世話になりました。

日本からわざわざ撮影しに来てくれた川島浩之さん、竹下智也さんありがとう!

最後に第二の故郷ヘレスよ。これからもずっと一緒にフラメンコで酔い続けようね!

バモー!

佳境!

August 24,2018 12:25 PM

日本からカメラマンの川島浩之さん、竹下智也さん合流!
歌い手の今枝友加さんもやっとヘレスに到着しました。

ヘレスで色々とお世話になっている踊り手の秦晴美さんも今日から参加して、全員集合。
こうしてビジャマルタ劇場でのリハーサルも佳境に入って来ました。

昨日は同じ出演者のソリおじさんに久しぶりに会いました。
ペーニャ・デ・ラ・ブレリアでヘレスデビューしたのが2000年。
その時からの随分歳の離れた友人(御歳83歳)です。

一緒にフラメンコ観に行ったり、
朝まで繰り広げられる爺さんだけのフラメンコの宴に連れて行ってもらったり、
昔話を聞かせてくれたりと、何かとお世話になってる優しいソリおじさん。

ヘレスで踊るときは必ず観に来てくれます。
2005年にビジャマルタ劇場で公演する時、
どうしても見てもらいたくて招待しようと思っていたところ、街でばったり。
その時すでにソリおじさんのポケットには公演チケットが!

前年に出演したフェスティバル・デ・ヘレスとは違い、
初めて劇場を借りて、日本人ダンサーだけの自主公演。
お客さんが本当に観に来てくれるか不安だらけだったので、これには思わず涙がこぼれました。

昨夜はシェリーとチーズと生ハムをつまみながらそんな思い出話しに花を咲かせ、
こうしてついに同じ舞台に立てる喜びを噛み締め合いました。

ソリおじさんはブレリアという即興性溢れる踊りを1分くらいしか踊りませんが、
一瞬にしてその場にいる者をフラメンコの歓喜で満たしてくれます。

一分の至芸。

リハーサルのあとは歌い手アントニオ・デ・ラ・マレーナの家に遊びに行って、
イサベリータ・デ・ヘレスやラ・ポンピなどの古い歌手たちの録音を聴き、涙しながらフラメンコ談義。
これ、もう何年も一緒にやってますが、同じ録音、同じ箇所で、いつも初めて聴いたかのように泣いているバカ2人。

全身フラメンコでヒタヒタに浸かっっています。
この激しい胸焼けはそのせいか!?
いや、ただの飲み過ぎか!?

¡OLE!


撮影 竹下智也

全体リハーサル

August 24,2018 12:15 PM

一昨日から全体リハーサル始まりました。

初日は朝9:30にビジャマルタ劇場で打ち合わせ。
夜に咲く花フラメンコにしては早過ぎる集合時間。

されど重鎮フェルナンド・デ・ラ・モレーナが誰よりも早く到着。
定時には全員が揃った。
と思いきや、まさかの日本人がひとりいない。
森田志保さん。
先日のメリーゴーランドに引き続き、さすがです。

歌い手3人。
パルマ(手拍子)2人。
ギター2人。

ヘレス人のパルマが5人揃うとやっぱり凄い。
気持ちよ過ぎます。
ブレリアの早いリズムでも一拍一拍の間が宇宙の広がりに感じます。
行間の余韻溢れる文章みたいです。
ここに気持ちのいいハレオ(掛け声)が掛かれば、もう何もいりません。

さて、それぞれのリハーサルも見学させてもらいました。

敬愛する小島先生の踊りは、いつどこでも変わらぬ幽玄の美。
その表情は小面、翁、般若、盲目の少年などの能面を何枚も取っ替え引っ替え付けている様。

尊敬する先輩、森田志保さんは踊り久しぶりに見させてもらいました。
いい歳の取り方されているなぁ、としみじみ。

まだフラメンコ始めて20年くらい前にいつも飲んだくれて、
その勢いでアントニオ・ガデス舞踊団のエンリケ・パントーハとゴメス・デ・ヘレス呼んで鍵田と3人でリサイタルして、
またその勢いで篦津弘順さんも加わって4人で作品作って、青春の日々を一緒に過ごしました。

あれから20年。
熟熟に熟した踊る身体は見ていて美味しいこと、美味しいこと。
ちょうどいまヘレスはイチジクの時期らしく、
市場で熟しきった物が出ていて、みんな喜んで買っています。
甘くて、苦くて、酸っぱくて、色んな味がしました。
そんな人生の悲喜こもごもがたっぷり味わえる踊りです。

さて、今日から今枝友加さんが日本から到着します。
楽しみです!

バモー!

森田志保さん

August 24,2018 10:45 AM

これから大事なFiesta de la Buleríasの舞台を控えているのにヘレスで少女になっちゃった森田志保さん。

Fiesta de la Bulerías リハーサル開始

August 20,2018 05:32 PM

いよいよ今日からFiesta de la Bulerías の全体リハーサルが始まります。

昨日は一緒に出演する森田志保さんと会って、不安や意気込みを語り合いました。

帰り道、アレナル広場に仮設のメリーゴーランドがあって、
志保さんと鍵田真由美は楽しそうに乗り込んでました。

私はそんな浮かれた気分になれずに見てるだけでしたが、
2人はまるで幼女のようにはしゃいでいて、さすが大物は違うな、と思いました。

さて、それでは行って来ます!

自撮り

August 20,2018 05:30 PM

初めて自撮りしてみました。
でもこんなことしてるのは振付がはかどってない証拠

ローラ・フローレスの生家

August 20,2018 05:26 PM

国民的歌手ローラ・フローレスの生家はうちの隣の道にあります。

とても小さな家です。

前作同様今回の「¡Amor Amor Amor!愛こそすべて2」でも彼女の曲は欠かせません。

歌うのはもちろんフェルナンド・ソト。
ローラ・フローレスを神と仰ぐ彼は、前に日本に来たときとは比べ物にならないくらいの知名度で、
テレビやコンサートで大忙しです。
今回来てくれるか心配していましたが、二つ返事で引き受けてくれました。

束の間の休暇でヘレスに帰って来たところを捕まえてリハーサルに来てもらいましたがギターの打ち合わせばかり。
それでも嫌な顔ひとつせず付き合ってくれました。

「La casa en el aire」と言う曲を演ります。

さて、公演ではどんなバージョンになるかは見てのお楽しみ!

ヘレス到着!

August 20,2018 05:20 PM

ひどい夏風邪ひいて発熱しながら飛行機3便乗り継いで、やっとヘレスに着き数日経ちました。
やっと復活!

今回はヘレスのFiesta de la Bulerías に出演するためにきたのですが、
9月14、15日に「¡Amor Amor Amor!愛こそすべて2」の公演があるため、そのリハーサルを行っていました。

Fiesta de la Buleríasに集中するために9月の公演の振付は完璧にして、
ヘレスでは音楽リハーサルのみの万全の体制できました。

ところが、
よりにもよって自分のソロが他の曲とバランスが取れないとみんなから猛反対を受けて、
新曲をいま振付する羽目になってしまいました。
もう明後日から、Fiesta de la Buleríasの全体リハーサルが始まるのに、、、。

「¡Amor Amor Amor!愛こそすべて2」はスペイン歌謡で踊る公演なので、
通常のやり慣れたフラメンコの曲と違い、
曲調、歌詞を覚えて、理解してからフラメンコ舞踊にアレンジして振付ないといけません。
時間がかかります。

帰国して翌日から「続々 花咲く男たち」のリハーサルが始まるので、この2日で仕上げないと!
他人の振付はパッパとできます(自分で踊るわけじゃないから無責任)が、
自分のは本当に時間がかかります(自己愛)。

この調子では楽しみにしていたシェリー酒に生ハムもいただけそうにありません(嘘)。

こんな駄文書いてないで、スタジオ行って来ます!
バモー!


フェルナンド・ソト。今回も素敵な歌声を聴かせてくれます!


それにしてもいいホセのギター。こりゃファルキートも手放せないね!

宝塚雪組『凱旋門』観劇

August 15,2018 12:59 PM

宝塚雪組公演を観劇しました。
望海風斗さんはじめ、雪組のみんなの大奮闘ぶりに感動。
特にレビューはラテンショーだったので、血湧き肉躍る大スペクタクルに鼻血ブーの大興奮でした!

「Ay曽根崎心中」リハーサル

August 15,2018 12:55 PM

先日行われた「Ay曽根崎心中」のリハーサル。
阿木燿子さん、宇崎竜童さん、お初役のRay Yamadaさん、九平次役の若旦那さん、
ピアニストの扇谷研人さん、ギタリストの斎藤誠さんが参加されました。
初めてリハーサルでしたので、まずはフラメンコの12拍子の説明から。
みなさん大苦戦しながらも根気よく情熱と好奇心を持って取り組んでくれました。
次のリハーサルが楽しみです!

双蝶会

August 6,2018 01:04 PM

中村歌昇さんと中村種之助さんご兄弟の双蝶会へ行って来ました。

種之助さんは「四の切」。歌昇さんは「関の扉」。

共に大作に挑む姿に胸が熱くなりました。

若いお二人の伝統を学び、継承して行く気概がヒシヒシと伝わる舞台でした。

私もこの夏スペインで踊るので、踏ん張って、踏ん張って、踏ん張って、頑張ってこようと思います!

「Ay曽根崎心中」

August 6,2018 01:00 PM

「Ay 曽根崎心中」の津軽三味線のパートを阿木燿子さんと宇崎竜童さんの自宅スタジオで打ち合わせしました。

木乃下真市さんと松橋礼香さんの演奏が本当に凄くて素晴らしくて、早くみなさんにお聞かせしたいです。

このパートは振りもまったく新しくなります。頑張らないと!

我が街下北沢はカレー王国

August 6,2018 12:49 PM

夜飲みに行くだけだった我が街下北沢がカレー王国だとは知らなかった。

全国的に有名なマジックスパイスは何度も行ったことあるが、他にも様々な味のカレー屋さんがある。

この夏全部制覇したいな!


旧ヤム邸シモキタ荘。3種類のスパイシーキーマカレー。


Mikazuki Curry SAMURAI.野菜たっぷりのスパイスカレー。

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