「琥珀」公演ご鑑賞のためのカンテ。
第2回目はトナー(マルティネーテ)。
無伴奏で歌われるトナーは最も古いカンテのひとつです。
歌詞の内容は悲劇的なものが多いですが、悲壮感の中にも憤怒の念があり、カンテ特有の味わいに満ちています。
この曲の決定版。マヌエル・アグヘータとティオ・ボリーコにご登場いただきます。
アグヘータはカンテ・ヒターノを歌わせたら右に出るものなし。ですが彼が若い頃のこの映像。野武士のように歌うアグヘータが一切の気負いがないボリーコ爺に軽くいなされています。
いずれにしてもどちらもこの上ない絶唱です。